こんにちは!

コミット銀座の金子でございます。

昨日のコロナウィルスと時計相場市場についての続き、景気悪化時等の価格の下落と上昇についてお話しします。

時計の相場というのは、金額が、上がった、下がったとも、皆様思われているのだと思いますが、基本は相対的な取引の範囲にあります。

日本円を基軸に価値を捉えると、そうなりますが、それは世界の中で日本だけの事情であります。

100万円で買ったロレックスが90万円になったとして、、単なる値下がりと受け止めるのではなく、同じロレックスの個体が、前は100万円出さないと買えなかったが、今は90万円で買える。

ロレックスは、同じ物なので、同じ物を買うのに少ない額面で買えると言うのは、「日本円」の価値が上がったとも言えます。

やはり、その際は株や金融商品も下がっていたりして、90万で以前の100万円分の株を買えるでしょう。
日本円「いわゆる現金」もひとつの資産でありますが、国内でしか使えない資産でもあります。

ブラジル/レアル、ロシア/ルーブル紙幣をみても、一万円札みたいな感情はなく、悪く言えば単なる紙切れにすぎません。逆にロシアや、EU域内の人々は、日本円のお札はそういった見方をされていると思います。

今のグローバルなワールドマーケットにおいて、差益トレードはますます盛んになり、価格の是正がすぐに起こります。

約15年前の話ですがRef.16520/エルプリメロデイトナのステンレスモデルは、やはり大人気でした。

国内で120万くらいで売買されていた頃に、その当時、不人気であった同コンビモデルのRef.16523は、半額に近い60万円程度で売られていました。
その時、海外ではほとんどステンレスモデルと同じ金額の120万円ほどでした。
海外の方が、安い日本で購入し持ち帰えれた時代でした。

今ではインターネットが普及し、そういった価格の差もほとんどなくなったと言っても良いでしょう。
現状は世界で価格はほとんど均一とも言えます。

そんなグローバルな時代になりまして、ホームページ、インスタにおいても、 ロレックス、パテック・フィリップ、オーデマ、リシャール、ランゲ等人気があります。
タイ、韓国、中国、トルコ、台湾、シンガポール等々、 諸外国からオンライン経由での注文で、早い時は掲載数秒でソールドアウトになる事もあります。

先程、各国通貨の立ち位置を話しましたが、腕時計はUSドル、アート、美術品、金・地金等と同様に世界各国で「資産」として認められており、どの国でもグローバルに価値を認められております。

世界の中では、日本円の現金100万円よりも、100万円相当のロレックスの方が価値があると認識されていると思います。

要するに、100万円、500万円、1000万円のロレックスやパテック・フィリップを購入するという行為は、日本人ならば、ほとんどの方が、悩み、考えたり、買うと「決断」したりすると思われます。

もちろん中には、ひとつ返事で即断する方もいらっしゃりますが。

私の主観かもしれませんが、再度、よく考えてみてください。
世界各国で、価値が高いのはロレックスである。
日本円よりも価値の高い物に、同等資産の移行をする行為に悩みはいらないのではないでしょうか?(笑)

100万円を飛行機代で使った。
クラブで100万円のワインを飲んだ。

それらは、非常に贅沢な体験を購入されたと考えられますが、時計を買う行為は、たんなる相対取引で交換したとも理解できます。
飲食や娯楽でお金を使う行為とは完全に異なります。

コミットで買われた皆様が、再度、買い換えの為の下取りや、不要になった際の処分として、売却されるケースが今まで数百本ございます。

それらの買取り率は額面の約95%におよびます。
使用して楽しんで5%しか減らないのが、実際の実積になります。

この、95%の戻り実績はコミット開業から5年の間のお話でございます。
中には2-3週間で手放されたケースも含みますので、平均の保有期間は短いです。

仮に5年前に買ったものを販売した際には、平均しても大幅なブラスになっていたでしょう。
しかしながら、残念ながら衣服等と同じように買った時がピークで下がっていく 一方の時計や価値がかなり低くなる物もあります。

人気や、ブランド、年式や、状態、いろいろと要因があります。

資産性があるものや、機能やかっこよいもの、希少なもの等、それぞれアドバイスし的確な商品をご案内するのが、私の役割だとも感じております。
いつでも、ご相談にのりますので、お気軽にお問い合わせください。

 

その3に、続きます。 

時計情勢について