皆さんこんばんは!

「【高級腕時計】が欲しい!でも【スマートウォッチ】も便利らしい、、、!結局どっちがいいんだろう!?!?」

腕時計の購入を検討した際に、このような悩みを抱える方も多いのではないのでしょうか。【高級腕時計】と【スマートウォッチ】、価格もデザインも機能も両極端であり、どちらを選ぶか、まさに究極の選択とも言えるかもしれません。そこで今回は、

高級腕時計】と【スマートウォッチ】どちらが良いのか!?

市場や実際の使い勝手(メリット・デメリット)を比較していきたいと思います。【高級腕時計】か【スマートウォッチ】で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

市場から見た【高級腕時計】と【スマートウォッチ】

まずはそれぞれの市場について見てみましょう。

【高級腕時計】の市場

まずはじめに、市場調査レポートプロバイダー「Report Ocean」による、2021年に行なった調査結果のグラフを見てみましょう。

※参照:プレスリリース(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002284.000067400.html)

2017年~2020年は既に結果が出ている数値。2021年~2027年は、予測の数値となっています。このグラフの予測通りに行けば、世界市場における高級腕時計の”CAGR(年平均成長率)”は4.5%の右肩上がりとなり、2027年にはなんと5131730万ドル(約6兆8350億円)に達するとされています。

【ポイント整理】
・2019年~2020年はコロナウイルスの影響で一時的に市場規模は縮小
・2021年にはCAGR(年平均成長率)がコロナ前の水準よりも高くなる予想
・2027年までのCAGR(年平均成長率)は4.5%の上昇見込み
(※金額にすると、約513億1730万ドル(約6兆8350億円)まで市場規模が大きくなると予想)

要因として考えられるのは、近年”【高級腕時計】”が、”アート”、”美術品”、”金・地金”等と同様に、世界各国で”実物資産“として認められたことで、需要が高まり、CAGR(年平均成長率)を押し上げているということです。

【スマートウォッチ】の市場

【高級腕時計】の今後の成長が予想される一方、【スマートウォッチ】の市場はさらにそれを超える成長見込みであると言われています。

先ほどと同じく「Report Ocean」の調査では、【スマートウォッチ】のCAGR(年平均成長率)約6.0%の伸び率で、142210万ドル(約1兆8950億円)に達すると予想されています。高級腕時計のほうが金額こそ大きいですが、CAGR(年平均成長率)は【スマートウォッチ】のほうが高く、成長率は高いと言えます。

購買層の違い

市場を比べてみたところ、CAGR(年平均成長率)がそれぞれ伸びており、両者ともに成長している事が分かります。また、マーケティングの側面から考えてみると両者が対象としている層が異なることが分かります。

【高級腕時計】の購買層
高額で知名度のある時計を所有することで、「ステータス」「自己満足感」「社会的地位」「モチベーションの上昇」「資産形成」を得たいと考える

【スマートウォッチ】の購買層
最新鋭の技術を用いた時計を所有することで、「実用性」「利便性」「機能性」「スマホとの連携」など、日常使いにおいて便利なアイテムを「低価格」で得たいと考える

当然、所得や仕事環境、社会的立場などによって時計に求めるものも変わります。ですが、上記のような購買層の違いによって、【スマートウォッチ】の市場が成長すると、【高級腕時計】の市場が縮小するとは、一概には言えないのです。

しかし、その中でも【スマートウォッチ】と購買層が重なる一部の低価格帯の高級腕時計ブランドは、今後苦戦することが考えられます。実際に【ティソ】・【ハミルトン】・【ミドー】など、低価格帯のブランドを包括する『スウォッチグループ』は、アップルウォッチを筆頭とした【スマートウォッチ】に市場シェアを奪われていると言われております。

メリット・デメリット

【高級腕時計】と【スマートウォッチ】の市場規模、マーケティングから見る購買層を比較してきましたが、実際に使用する場合のメリット・デメリットについても見ていきましょう。

【高級腕時計】のメリット

主なメリット
唯一無二のステータス性
メンテナンスを定期的に行えば、一生モノとして使える
デザイン、機能、素材など、自分の好みを追求できる
リセールバリューが高い

【高級腕時計】のメリットといえば、一番はそのステータス。【ロレックス】や【オメガ】などのブランドであれば、時計好きはもちろん、時計に詳しくない人であっても知っています。ビジネスマンにとっては身に着ける物で、相手の人柄や信用度を判断することもあり、【高級腕時計】を着用していれば信頼感が増すだけでなく、会話のきっかけにもなります。

また、定期的にオーバーホールを行なっていれば、永続的に使い続けられる点も魅力です。【スマートウォッチ】は電池式のため、寿命が4~5年程度と言われています。いくら低価格とは言え、数年単位で買い換えなければならないと考えると、数十年使用するのは【高級腕時計】に軍配が上がりそうです。更には【高級腕時計】は、リセールバリューにもとても優れており、ここは非常に大切なポイントになります。

当店では毎月《買い戻し率》を公開しております。
ご覧になられていない方は、是非この機会に併せてご確認ください。

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【高級腕時計】のデメリット

主なデメリット
・購入時の費用が高額
・定期的にオーバーホールを行う必要がある
・取り扱いに注意が必要

当然ですが購入時の費用は高額なため、ある程度の経済的な余裕が求められます。購入後も5~10年に一度、オーバーホールを行う必要があり、その費用はブランドや時計の状態、交換部品の有無によって大きく変わりますが、5~20万円程度かかるとされています。また、いくら価格が高いからと言っても高級腕時計は精密機械です。防水機能や堅牢性の高い時計がございますが、基本的にはデリケートなため、取り扱いには注意が必要です。

【スマートウォッチ】のメリット

主なメリット
機能が豊富
価格が安い
文字盤のカスタマイズができる

【スマートウォッチ】の最大のメリットと言えば、その機能の豊富さでしょう。スマートフォンと連動することで、メールやラインの通知、健康管理、キャッシュレス・カードレス決済ができるなど、多岐にわたる機能を使えます。モデルにもよりますが、約5万円程度でこれだけの機能が使えるのであれば、非常に利便性が高いと言えます。また、文字盤のカスタマイズができ、気分や服装によって文字盤を変えられ、これは高級腕時計にはない魅力でしょう。

【スマートウォッチ】のデメリット

主なデメリット

寿命が短い
毎日充電する必要がある
機能を使いこなせないこともある

一番のデメリットは、先述の通り寿命が短いことです。【スマートウォッチ】はバッテリー式のため、使っているうちに劣化していきます。更には毎日充電する必要があり、この点は少し面倒であると感じる方も多いかもしれません。また、機能が豊富であるというメリットも、裏を返せば使いこなせなければ意味がないともいえます。実際に購入した人の中には「新しい機能が使いこなせない」「通知が多い、、、」「機能がありすぎてどれを使えば良いのか分からない」というような声も多いようです。購入する前に事前に知識を蓄え、アップデートされていく機能に適応していく必要がありますね。

まとめ

【高級腕時計】VS【スマートウォッチ】は、いかがでしたでしょうか?

それぞれの特徴を知ることで、本当にご自身にとって必要なのはどちらなのか?が見えてきたのではないかと思います。

正直、メリット・デメリットの比較からも分かる通り、それぞれに求められる要素は全く異なるため、どちらも持ってしまうのも有りかもしれませんね。毎日魅力的な機械式時計に囲まれている私としてはもちろん【高級腕時計】を推しますが(笑)

今回も、この記事を見ていただいたことで【高級腕時計】に少しでも興味を持っていただければ幸いです!

ではまた!

コミットtv 八木コラム