みなさま、こんばんは!

高級腕時計を選ぶ上で切っても切れないのが、コストパフォーマンス。誰しもが「安くて良いものを買いたい!」と思いますよね。特に初めて買われる方であれば、なおさら気になるところでしょう。

そこで今回は、初めての高級腕時計にオススメのコスパ最強腕時計ブランドを4つご紹介します。ぜひ最後まで楽しんでご覧ください。

コストパフォーマンス最強の4選

①【チューダー】

【ロレックス】の兄弟ブランドとして知られる【チューダー】。1930年代に【ロレックス】の”ディフュージョンブランド”として、イギリスでの市場拡大を目的に設立されました。日本では長年【チュードル】として多くの方に親しまれてきましたが、国内での正規取り扱いが一旦解消され、2018年に【チューダー】へと名前を変えて日本へ再上陸(日本初となる国内正規店を構えた)を果たしました。

【チューダー】は、【ロレックス】の時計技術を持ちながらも、汎用ムーブメントを使用するなどして、遥かに安い価格でユーザーに提供しています。ディフュージョンブランドと言うと、元のブランドとの差別化が難しく、安易な廉価版に留まってしまうことも多い中、ケースの材質に”銅”を採用した目新しいモデルの開発や、完全自社製のムーブメントを開発するなど、独自の進化を遂げています。また、トレンドを捉えた高いデザイン性や、元プロサッカー選手のベッカム氏等をイメージキャラクターに使用するなどのブランディングも確立しています。

【ロレックス】と比べてしまうと材質やムーブメント等、やや劣る点もございますが、そもそもが高性能に作られていますので、全く遜色の無い使用感を実現しながらも、価格は安価に抑えられおり、まさに”コスパ最強”と言えるでしょう。

※正規販売価格のメインモデル価格帯:約40~70万円台

②【グランドセイコー】

国産腕時計ブランドのトップに君臨する【グランドセイコー】。

元々は【セイコー】の上位コレクションに位置するモデルとしてその歴史をスタートさせます。そして、1960年の初代『グランドセイコー』モデル誕生以来、長らくブランドを牽引してきており、2017年に独立ブランド化を果たしています。【ロレックス】&【チューダー】とは真逆の成り立ちであると言えますね。

【グランドセイコー】は、世界でも数少ないマニュファクチュールを実現したブランドとしても著名ですが、その技術力はスイスの高級腕時計ブランドを凌駕するとも言われる程で、MEMSと呼ばれる技術によってパーツの耐久性向上や、軽量化を実現しています。また、2020年には毎時36000振動のムーブメント「Cal.9SA5」を発表し、世界から注目が集まっています。もちろんそれだけではなく、”光と影の調和”を意識した独自の”セイコースタイル”が確立されており、どのモデルも他に類を見ない程の美しい輝きを放っています。

高い技術力と日本特有の美を体感したい方には特にオススメしたいブランドです。

※正規販売価格のメインモデル価格帯:約60~120万円台

③【オメガ】

世界中で圧倒的な人気・知名度を持つ【オメガ】。設立当初は時計製造を職人の手作業で行なっていましたが、機械化や部品毎の分業化など、新たな生産体制を築き、生産規模を拡大していきます。そして1965年、NASAが宇宙飛行士の公式時計として『スピードマスター』を選定し、1969年にはアポロ11号の宇宙飛行士たちが初めて月面でその時計を使用したことで、一躍脚光を浴びることとなります。そこからは、世間の目立つところで使用されることが多くなり、知名度が格段に向上していきます。

前述でも紹介した『スピードマスター』や、映画007の主人公”ジェームズ・ボンド”が着用する時計として著名な『シーマスター』など、知名度が高く、魅力的なデザインを備えたモデルが数多くラインアップされていますが、注目すべきはその技術力にあります。独自の”コーアクシャル機構”を備えたムーブメントは、通常であれば3~5年に一度オーバーホールが必要なところ、5~8年に一度で良いという優れモノ。1回あたり数万~数十万掛かると言われる高級腕時計のメンテナンス費用を抑えられるというのは、長い期間使い続けることを前提とした場合、特に重要なポイントになりますね。

時計の維持費を抑えたい方や著名な腕時計を着用したいという方にオススメしたいブランドです。

※正規販売価格のメインモデル価格帯:約80~130万円台

④【ロレックス】

高級腕時計の代名詞とも言える【ロレックス】。1905年にイギリスで創業した時計商社から、その歴史は始まりました。高性能ムーブメントの開発や、三大発明とも呼ばれる”オイスターケース”、”パーペチュアル”、”デイトジャスト”を生み出し、注目を集めます。更に1950年代には、今では知らない人はいない程の人気を誇る『エクスプローラー』や『サブマリーナー』、『GMTマスター』などを発表し、その地位は揺るぎないモノとなりました。

「あれ?【ロレックス】って値段高いし、コスパ良いの?」なんて声も聞こえてきそうですが、同ブランドの強みはそのリセールバリューの高さにあります。売却時の価格が、購入時の価格とほぼ同等、またはそれ以上になるといったことが高確率で起こり得るブランドであり、実費を鑑みた時に非常にコスパが良くなっています。ちなみに、これは長く使えば使うほどリセールバリューが高くなる傾向にありますので、実感いただけるかと思います。

中でも、既に生産終了している【ロレックス】は、数に限りがあるため長期的に見て相場が下がりにくい、むしろ上がりやすい傾向にありますので、今後を考えるとかなりの”コスパ時計”と言えるでしょう。もちろん、現行モデルもカッコ良いデザインであることから高い人気を誇っておりますので、オススメであることには違いありません。結果として、どのモデルもオススメです。(笑)

※正規販売価格のメインモデル価格帯:約90~200万円台

まとめ

【ロレックス】の兄弟ブランドでありながら独自の進化を遂げた【チューダー】、日本が世界誇る精緻な作りの【グランドセイコー】、高い知名度を持ち、突出した技術力の高さからメンテナンス費用を抑えられる【オメガ】、圧倒的なリセールバリューの【ロレックス】。それぞれに違った魅力があり、コスパと言っても一概に安くて良いというだけでなく、様々な特徴を持っていましたね。高級腕時計を始めて購入される方に関しては、ぜひ今回の内容を参考に選んでみてはいかがでしょうか。

今回も本コラムを見て下さったことで、一人でも多くの方が高級腕時計に興味を持ってくだされば幸いです!

ではまた!

コミットtv 八木コラム