みなさま、こんばんは!

皆さんは、数ある時計ブランドの中から「どのブランドを選べば良いのだろう?」とお思いになったことはありませんでしょうか。類似したデザインの時計も多くある中で選び抜くのは、なかなかに難しいことですので、「まずは著名な時計ブランドから選ぼう!」と考える方が多いのではないかと思います。

そこで今回は、国内において特に知名度の高い

ロレックス】と【グランドセイコー

を徹底比較し、「どちらを買うべきなのか!?」と題してお話ししていきたいと思います。『Part1』と『Part2』の2回に分けて、複数の観点から比較いたしますので、是非最後までご覧ください。

ブランドの歴史

【ロレックス】の歴史

「ハンス・ウィルスドルフ」によって1905年に設立された【ロレックス】。1926年には世界初となる防水性を備えた”オイスターケース”を発表します。防水性を証明するために「メルセデス・グライツ」嬢が、この時計を着用してドーバー海峡を泳いだ逸話もございます。

1931年にはローターが360度回転しゼンマイを巻き上げる”パーペチュアル”を、1945年には日付表示が瞬時に切り替わる”デイトジャスト”を開発しています。これらは【ロレックス】の三大発明とも呼ばれており、時計業界に大きな影響を与えました。

【グランドセイコー】の歴史

出典元:グランドセイコー公式HP

1960年に【セイコー】の上位モデルとして登場したことからその歴史が始まった【グランドセイコー】。「世界に挑戦する国産最高級時計をつくる」という志を反映し、国産で初めてスイス・クロノメーター検査基準に準拠したモデルとして発売されました。

1988年にはブランド史上初のクォーツ時計『95GS』を発表。また、2004年には機械式とクォーツ機構を融合させた『スプリングドライブ』を発表し、第3のムーブメントとして注目を集めました。2017年には独立化し、国際ブランドとして成長の一途を辿っています。

ブランドのデザイン性

【ロレックス】のデザイン性

【ロレックス】のモデルの多くは、登場時から大きなデザインの変化がございません。これは誕生時から”既に完成されたデザイン”であったということの裏返しとも言えます。

実用性を重視して作られる【ロレックス】の時計は、ベゼルやダイヤルの仕様がモデル毎(用途毎)に全て異なり、そのデザインには明白に違いが出てきます。もちろん、一部類似したモデルもございますが、自分好みの一本が見つけやすいと言えるでしょう。

【グランドセイコー】のデザイン性

出典元:グランドセイコー公式HP

【グランドセイコー】のデザインは「セイコースタイル」と呼ばれるデザイン文法に則って作られています。これは、1967年に発売された『44GS』の意匠をベースにしています。

光と影の調和を意識して制作されており、光に当たることで美しい輝きを放つのが最大の特徴です。また、2020年には新たに独自のデザイン文法『エボリューション9スタイル』も誕生し、更なる進化を遂げています。

ブランドのステータス性

【ロレックス】のステータス性

【ロレックス】の一番の強みとも言える知名度の高さ。時計に興味がない人でも名前は知っている!という方が大半かと思います。映画やテレビにおいて高級品の代名詞的な存在で扱われることも多く、ステータス性は抜群と言えますが、一方で若い方が【ロレックス】をつけていると「生意気!」「成金!」といったネガティブな印象を持たれることも。とは言え、”成功者の証”として世界中で認知されているのは、大きな強みと言えるでしょう。

【グランドセイコー】のステータス性

【グランドセイコー】は日本最高峰の時計として国内では高い知名度を誇りますが、世界で見た時には【ロレックス】より知名度は劣ると言えます。しかしながら「真面目で愚直」なイメージは、ステータス性が高いがゆえに生じるネガティブな印象はありません。実際に、最もメディアで叩かれる可能性の高い政治家が、国会中継やテレビなどで着用している姿を度々見かけるほど、高級時計ながらもクリーンな印象の優れたブランドなのです。

まとめ

【ロレックス】と【グランドセイコー】の比較を複数の観点から行ないましたがいかがでしたでしょうか。

この情報だけでは決めきれないと思いますので、続編となる『Part2』では「機能性」「資産性」「コストパフォーマンス」の観点から更に2つのブランドを比較して、各々の特色をお伝えできればと思います!

今回も、本記事を見ていただいたことで高級腕時計に興味を持っていただければ幸いです!

ではまた!

コミットtv 八木コラム