時計業界最大の新作見本市『Watches and Wonders Geneva 2023』が2023年3月27日~4月2日の日程で開催されました。かつては『SIHH(ジュネーブ・サロン)』と呼ばれていた見本市ですが、2022年に続き【ロレックス】や【パテックフィリップ】、【ヴァシュロンコンスタンタン】をはじめ、日本が世界に誇る【グランドセイコー】も参加しており、世界中で高い注目度を集めております。
今回は『Watches and Wonders Geneva 2023』で発表された新作モデルにフォーカスし、注目のモデルを5本ご紹介していきたいと思います!
*出典元:https://www.watchesandwonders.com/en/geneva-2023/brands
ケース径 | 36.5mm | ベゼル | SS |
ダイヤル | サーモン | 夜光 | - |
素材 | SS | ブレスレット | カーフ |
防水性 | 3気圧 | 駆動方式 | 自動巻き |
Cal | L.U.C 96.40-L | パワーリザーブ | 約65時間 |
・搭載ムーブメント「L.U.C Cal.96.40-L」は、わずか3.3mmの厚さしかないにもかかわらず、ゴールド製双方向マイクロローターとツインバレルを備えることで、65時間のパワーリザーブを実現。
・素材にルーセントスチール A223を採用、36.5mmのケースサイズ、8.2mmのケース厚で着け心地の良さを追求。
・【ショパール】が買収した【メタレム】社製のサーモンカラーのダイヤルを搭載しており、美しいギョーシェ彫りが施されている。
・国内参考定価:3,267,000円
*出典元:https://www.chopard.com/ja-jp/watch/168860-3003.html
ケース径 | 40mm | ベゼル | SS |
ダイヤル | ブラック | 夜光 | - |
素材 | SS | ブレスレット | SS |
防水性 | 10気圧 | 駆動方式 | 自動巻き |
Cal | 32111 | パワーリザーブ | 約120時間 |
・ベゼルとケースを固定するのに多角形のネジを採用することで、安定したポジショニングを実現(初代インヂュニアSLは5つの穴で固定するねじ込み式)。
・エンジニア向けの耐磁性時計『インヂュニア』の代名詞でもある耐磁性軟鉄製インナーケース、オリジナルモデルにはなかったリューズガードを採用。
・『インヂュニア オートマティック40』は、3種類の文字盤(ブラック、ブルーグリーンアクア、ホワイト)とチタン製(クールグレー)で展開。
・国内参考定価:1,567,500円(チタンモデル:1,958,000円)
*出典元:https://www.iwc.com/jp/ja/watch-collections/ingenieur/iw328901-ingenieur-automatic.html
ケース径 | 32.6×25.7mm | ベゼル | PT |
ダイヤル | グレー | 夜光 | - |
素材 | PT | ブレスレット | PT |
防水性 | 非防水 | 駆動方式 | 手巻き |
Cal | 070 | パワーリザーブ | 約38時間 |
・『カルティエ プリヴェ』の7作目として発表された『タンク ノルマル』は、1917年に誕生した『タンク』の初期モデルが持つ象徴的なデザインを受け継いだモデル。
・デザインは、第一次世界大戦の塹壕戦で活躍したルノー型戦車からヒントを得ており、初代『タンク ノルマル』はわずか2年間ほどしか生産されなかったと言われる希少モデル。
・PT(プラチナ)モデルのカボションにはルビー、18KYG(イエローゴールド)モデルはブルーサファイアを採用。
・針はブレゲ針ではなく、1940年代の『タンク ノルマル』のエペ針を採用。
・ケースサイズは初代『タンク ノルマル』の29.6mm×横23mmから現代的な32.6mm×25.7mmにサイズアップ。
・ブレスレットは7連リンクとなっており、1920年代のマイヨンブレスレットを再現。
・PT(プラチナ)製および18KYG(イエローゴールド)製で発表され、各々世界限定100本。
・国内参考定価:7,788,000円(YGモデル:6,798,000円)
*出典元:https://www.watchesandwonders.com/en/geneva-2023/brands/cartier/cartier-prive
ケース径 | 40.5mm | ベゼル | TI |
ダイヤル | グレー | 夜光 | - |
素材 | TI | ブレスレット | TI |
防水性 | 120m | 駆動方式 | 自動巻き |
Cal | SXH5 | パワーリザーブ | 約56時間 |
・『ダークセクター』の名とダイヤルデザインは、南極のダークセクター研究所とアムンゼンスコット基地の南極点望遠鏡から影響を受けている。
・SS(ステンレススチール)モデルの”C”リンクは鏡面仕上げ、またはサテン仕上げから選択できたが、『ダークセクター』のチタニウム製ブレスレットは”C”リンクはサテン仕上げのみでの展開。
・オプションで秒針の仕上げを、フルレッド、シルバー、先端レッドから選ぶことが可能。
・ムーブメントは、リサイクルされたPT(プラチナ)製のマイクロローターを使用し、最⼤で60時間のパワーリザーブを誇る自動巻き「Cal.SXH5」を搭載。
・シースルーバックからは、フランソワチャペックが製作した19世紀の懐中時計にインスピレーションを受けた、7つのスケルトンブリッジを備えた独特な構造を鑑賞できる。
・年間100本の限定受注生産で、2025年1月からデリバリー開始予定。
・国内参考定価:5,500,000円
*出典元:https://czapek.com/dark_sector/
ケース径 | 44mm | ベゼル | TI |
ダイヤル | サーモン | 夜光 | ルミノバ |
素材 | TI | ブレスレット | TI |
防水性 | 10気圧 | 駆動方式 | 手巻き |
Cal | LF619.01 | パワーリザーブ | 約80時間 |
・夜明けのサーキットの空にインスパイアされたグラデーションが美しいサーモンピンクのオパライン仕上げが施された文字盤、同社のアイコンでもあるアセガイ型(槍型)の18KWG(ホワイトゴールド)製の針とインデックス、”たまねぎ型リューズ”が特徴。
・クッション型ケースはTI(チタン)製(グレード5)の採用によって重さはわずか118gを実現。
・ブサンソン天文台によるクロノメーター認定を受けた手巻きムーブメント「Cal.LF619.01」はダブルバランススプリング付きトゥールビヨンを搭載、その美しい仕上げと構造をシースルーバックから鑑賞可能。
・国内参考定価:26,950,000円
*出典元:https://laurentferrier.ch/
まとめ
いかがでしたでしょうか。
【ロレックス】が60周年を迎えた『デイトナ』をフルモデルチェンジしたことで話題をさらった形となりましたが、各ブランドとも非常に魅力的な新作モデルを発表してきました。皆さまは、今回の『Watches and Wonders Geneva 2023』で一番気になった時計はどのモデルでしたでしょうか。ご来店の際は是非、時計談義させていただければと思います。
ではまた!