チュードルは比較的新しいブランドというイメージがある方もいるようですが、実は1926年にスタートした古くからあるブランドです。名前はかつて絶対王政を築いたイギリスの王家「チューダー家」からちなんで名づけられました。

かつてはロレックスのパーツを利用して作られ、富裕層向けだったロレックスをより一般の方に知ってもらおうと比較的安価な値段でロレックスのデザインの時計を手に入れられる「弟分」として販売されていたブランドでした。そういった経緯からロレックスと対比されることの多かったチュードルですが、現在はロレックスにはない独自性を貫き、今や一つの時計ブランドとして世界から注目され、認められ始めています。

その理由はロレックスのパーツを使用することをやめ、ムーブメントもケースも独自開発。ロレックスではできない新しいモデルを生み出し始めているのです。そんなチュードルにはBLACK BAY・PELAGOS・HERITAGEの三つのコレクションが存在しています。

今回は、そんな世界的に注目されているチュードルについてお伝えしていきます。

10月31日に日本ロレックスで取り扱い開始

チュードル(TUDOR)が10月31日に日本に上陸しました。正確には1970年~90年代頃までは日本での取り扱いをしていたため、実に約30年ぶりとなる再上陸という形です。ただ、その頃はロレックスの弟分としての販売が主であったため、現在のチュードルとしての形としては初上陸といって良いでしょう。

チュードルは、2007年にリローンチして以来、積極的に世界進出を行ってきました。今回の日本上陸で主なマーケットはほぼ網羅したことになります。

チュードルとチューダーどっちが正しい?

「TUDOR」という英語は変わらないのですが、今回の再上陸においては、「チューダー」の名前に統一するという公表がありました。このチューダーという名前は、前述したようにイギリスで絶対王政を確立した「チューダー家」の名前が元となっており、そのかつての意図に沿うようにチューダーという名前で統一するようです。

ただ、日本でも世界でもチュードルという名前で憶えている方が多いため、チューダーという名前がキチンと認知されるのは多少の時間がかかると予想されます。

※以下、この記事内では認識している方が多い「チュードル」という名前で統一させていただきます。

チュードルの取り扱いはどこになる?

チュードルの取り扱い店舗は、伊勢丹新宿、大丸東京店、髙島屋ウオッチメゾン東京、梅田阪急(大阪)、髙島屋ウォッチメゾン大阪、松坂屋名古屋店の計6店舗です。当初の予定では、2018年中に国内「最大」5店舗という情報もありましたが、予定よりも拡大した店舗展開を行ったようです。

以下、住所と問い合わせ先を調査しましたので、アクセス・在庫確認などにご利用ください。

伊勢丹新宿

〒100-6701

東京都千代田区丸の内1-9-1

本館4階=ジュエリー&ウォッチ

TEL:03-3352-1111

大丸東京店

〒160-0022

東京都新宿区新宿3丁目14番1号

本館4階=ジュエリー&ウォッチ

TEL:03-3212-8011

髙島屋ウオッチメゾン東京

〒103-0027

東京都中央区日本橋 3-1-8

梅田阪急(大阪)

〒460-8430

名古屋市中区栄3-16-1

北館5F 時計サロン

TEL: 06-6345-1201

髙島屋ウォッチメゾン大阪

〒542-8510

大阪府大阪市中央区難波5丁目1番5号

TEL:06-6631-1101

松坂屋名古屋店

〒530-8350

大阪府大阪市北区角田町8番7号

7階 時計売場

TEL:052-251-1111

ラインアップと値段は?

2018年9月17日号のWWDによると「日本ではダイバーズやGMTなどハイスペックなプロフェッショナル・ウオッチを展開。メード・イン・スイスの商品は、ETA社のムーブメントを搭載した20万円台のエントリーモデルから60万円台程度までで、中心価格帯は30万〜40万円台」となっていました。実際店舗での実販売価格もこの価格帯となっています。

チュードルは新品と中古で選ぶならどっち?

チュードルのコンセプトは、イギリスの一般層にもロレックスの良さを知ってもらうために作られた「弟分」という立場のモデルでした。その証拠にロレックスと類似するデザインが多くありました。しかし、業績が不振となった1990年代頃からチュードルは、ロレックスの弟分という立ち位置を脱却しました。

オリジナルムーブメントの開発やロレックスには存在しないスポーツモデルやカラフルなモデル、ヘリテージシリーズなどを次々にリリースしていったのです。ブランドイメージの固まってしまったロレックスにはできない革新的な試みがチュードルでは、数多くされています。

そんな、40万~60万円台のチュードルと100万円以上の価格が中心のロレックス。買うならばどちらが良いのでしょうか?

チュードルの魅力と新品と中古としての価値

かつてチュードルの最大の魅力は、ロレックスの弟ブランドとしてロレックスデザインをお手軽に楽しめるブランドでした。しかし、現在のチュードルは独自路線を貫き、ロレックスのできない革新的なデザインを楽しめ、かつ、ロレックスの技術に裏打ちされた高品質の時計を手に入れられるブランドなのです。

では、そんなチュードルの中古としての価値ですが、価格帯としては40万~60万円台なので、サラリーマンの方でも十分に新品で手に入れられる範囲です。ですので、今回の日本での取り扱い開始を契機に流通量が拡大し、市場が賑わう可能性が高いです。また、チュードルの「クロノタイム」「クロノグラフ モンテカルロ」はロレックスに匹敵するくらい価格が高騰しています。


またこのモデル以外でも今後、日本での再上陸を契機に様々なモデルの価値が高騰する可能性は十分にあります。

現在では、新品を購入し売却する際には、新品購入価格と売却価格との差が多少はある状態です。ただ、中古から購入し、再度売却することでの差は需要の高まりから非常に少ないものになると予想されます。コミット銀座では購入金額の80%以上の買取値を保証するサービスも行っていますので、そういったサービスがあるところから選ぶのもおすすめです。

チュードルを新品と中古、どちらで入手するかはその後の時計の所有を一考してからの必要があるでしょう。

まとめ

今回の記事では、チュードル(チューダー)の日本上陸につき、その進化の形やロレックス・チュードル、それぞれのブランドの中古の価値についてお伝えさせていただきました。

  • 国内6店舗の正規店で販売を開始している
  • チュードルは「チューダー」という名前に統一して販売を開始
  • 販売モデルはハイスペックなプロフェッショナル・ウオッチが中心
  • 価格帯は40万円~60万円
  • チュードルは元々「ロレックスの弟分」として販売
  • 現在はロレックスにできない革新的な試みをする独自ブランドとして評価

チュードルは一度、日本のマーケットから撤退しましたが今回はもはや全く違うブランドとして上陸したのです。

また、チュードルの新品と中古それぞれの価値についてもご紹介しました。

  • 新品は40万から60万と価格が低いため新品でも十分に手が届く
  • 中古は日本での発売を契機にこれから需要が高まっていくと予想
  • 中古から売却を選ぶことで「差」を埋めること可能

チュードルは今や世界的にも独自路線が認められている素晴らしい時計ブランドです。今回の上陸のニュースはこれからのチュードルの躍進と国内のチュードル需要の上昇を感じさせるお話でした。

しかし、百聞は一見に如かずと申します。時計は肉眼で見てこそ、その本当の魅力に気づきます。ぜひ、今回の機会に一度本物のチュードルを見に足を運んでみてはいかがでしょうか。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

チュードルの時計に興味がある方は是非こちらを確認してみてください!

また、売りたい高級腕時計があれば、どうぞ『コミット銀座』へお気軽にご相談ください!

チュードルを東京で高価買取してもらいたいならぜひ『コミット銀座』へ!

  • 「使用していないチュードルをできるだけ高く売りたい」
  • 「しっかりとした査定をしてほしい」
  • 「実績のあるお店で買取をしてもらいたい」

このようなご希望をお持ちのお客様は、コミット銀座がぴったりです

コミット銀座は、「相場がわかりづらい」と言われる中古腕時計市場において、「高く買い取り、安く売る」をコンセプトに掲げる時計店です。

熟練の時計鑑定士が時計を鑑定することによって、相場感をしっかり見極め、適切なプライシングを行います。そして、店舗が売る利益を最大限削り、お客様の満足度向上に努める。

その結果、、、預かり販売の手数料率は、わずか3%を達成しています。(業界平均は手数料10%)

チューダー