【カルティエ】と言えば、誰もが知っている1847年創業のフランスの高級宝飾ブランドです。イギリス国王エドワード7世をして「王の宝石商、宝石商の王」と言わしめた名門ブランドでもあり、現在その知名度は揺るぎないものとなっています。
【カルティエ】は1993年よりリシュモングループの傘下となっていますが、その時計コレクションは豊富にあります。宝飾のみならず、優れた時計を世に送り出す時計メーカーとしての認知度も高く、自社製ムーブメントの評価も高いです。
今回はそんな”【カルティエ】の人気おすすめモデル8選”をご紹介したいと思います。
①『サントス ドゥ カルティエ』
「Ref.WSSA0030」
1904年、ルイ・カルティエとブラジル人飛行士アルベルト・サントス=デュモンの友情によって誕生したモデル『サントス ドゥ カルティエ』。ブルー文字盤が特徴的なLMサイズの時計は、シルバーの針にスーパールミノバが塗布されています。針の大きさを太くしたことで、よりスポーティーな印象と視認性が向上しました。飛行機の機体のパーツをつなぐネジをモチーフにしたビスが打たれていますが、このビスがなんともカッコイイですね。
ここのところ価格の高騰が顕著な【ヴァシュロンコンスタンタン】の『オーヴァーシーズ』のように、簡単にベルト交換が行えるクイックスイッチを採用しており、ブレスレットとレザーストラップを、気分や季節によって気軽に交換できる点も魅力のひとつです。ブレスレットはスマートリンクが採用されていて、簡単にサイズ調整することが可能になっています。他ブランドでもブルー文字盤は人気ですが、『サントス』のブルーグラデーションもとても綺麗でオススメです。
【出典】カルティエ 『サントス ドゥ カルティエ』\885,500-
②『カリブル ドゥ カルティエ ダイバー』
「Ref.W2CA0004」
2010年に誕生した、カルティエ史上初めてのダイバーズウォッチ『カリブル ドゥ カルティエ ダイバー』
こちらは、2015年に発表されたステンレススティールにADLC加工を施した、ブラックケース×18KPG(ピンクゴールド)のコントラストが目を惹くモデルです。極めて精度の高いADLCコーティング仕様のスティール製逆回転防止ベゼル、300m防水、スーパールミノバ夜光インデックスなど、高い機能性を備えております。
実はこの『カリブル ドゥ カルティエ』、2019年頃で生産終了となっているようで、公式ホームページやカタログからその姿を消しています。人気モデルのディスコンは、相場が上がることも考えられますので、良個体と出会ったら抑えておくことをオススメいたします。
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国内参考定価(販売当初) 1,342,000円(税込)
③『タンク MC』
「Ref.W5330001」
【カルティエ】のフラグシップであり、ブランドを最も象徴するシリーズ『タンク』。
名前を冠したモデルには『タンクソロ』『タンクアメリカン』『タンク ルイ カルティエ』『タンクアングレーズ』などがありますが、ご紹介する『タンクMC』は、2013年に誕生したコレクションラインです。
第一次世界大戦終了後、戦車の轍にインスピレーションを得たデザインが特徴です。
柔らかい風合いのピンクゴールドケースに、美しいギョーシェ彫りが施されたシルバー文字盤が【カルティエ】らしい上品な印象ですね。正方形のダイヤルには、スモールセコンドがバランスよく配置されています。また、シースルーバックからは、メンズ向けに開発された自社開発ムーブメント「Cal.1904-PS MC」が覗けます。
【出典】カルティエ 『タンク MC』「Ref.W5330001」¥2,244,000-
【出典】カルティエ 『タンク MC』SSモデル「Ref.W5330003」¥869,000-
④『タンク ルイ カルティエ』
「Ref.WGTA0011」
創業者ルイ・カルティエ自らが愛用した『タンク ルイ カルティエ』は、『タンク』シリーズの原点とも呼べるモデルです。ルイ・カルティエが取り入れたモダンなレクタンギュラーのケースは、後にアールデコと呼ばれる様式の先駆けともなりました。ケースサイズ「33.7mm× 25.5mm」は、やや小ぶりでありながら、クラシカル且つモダンな雰囲気を纏っています。
ブルースチール針×カボションの組み合わせが【カルティエ】らしい一本ですね。クオーツモデルもありますが、手巻きモデルをオススメいたします。
【出典】カルティエ 『タンク ルイ カルティエ』¥1,597,200-
⑤『ドライブ ドゥ カルティエ』
「Ref. WSNM0004」
斬新なフォルムの時計を生み出してきた【カルティエ】ですが、2016年に発表された自動車がモチーフとなったモデルが『ドライブ ドゥ カルティエ』。クッションシェイプの美しいケースが特徴的で、自社製ムーブメント「Cal.1904 MC」が搭載されています。また、『ドライブ ドゥ カルティエ】は、手巻き二針モデル、ムーンフェイズ搭載モデル、レトログラード式で第二時間帯を表示するモデル、トゥールビヨン搭載モデルなど、多彩なラインアップとなっており【カルティエ】の力の入れようが窺えます。ケースサイズも40mmと使い易く、現在の趣向に合っていますね。
こちらの『ドライブ ドゥ カルティエ』は、ジェラルド・ジェンタ氏のデザインを彷彿とさせるベゼル(ケース)フォルムとなっており、個人的に非常に好みな1本です。ブレスレット仕様やブルー文字盤仕様が発表されたら、とても人気が出るのではないか?と、【カルティエ】のコレクションでも今一番注目しています。
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【出典】カルティエ 『ドライブ ドゥ カルティエ』「Ref. WSNM0004」¥808,500-
【出典】カルティエ 『ドライブ ドゥ カルティエ』ブラック文字盤「Ref.WSNM0009」¥808,500-
⑥『トーチュ CPCP』
(コレクション・プリヴェ・カルティエ・パリ)
1912年、ルイ・カルティエが亀の甲羅をモチーフに創作した時計で、「トーチュ」はフランス語で「亀」を意味します。ラウンド型の時計が定番であった時代にデザインされた「トーチュ」ですが、その先見性があるデザインは現在でも全く色褪せていませんね。
美しい曲線を描くトーチュケースが魅力ですが、現在はディスコンとなっています。個人的に、復刻を期待したいコレクションラインのひとつです。
トーチュ ワンプッシュクロノ XL 18KWG Ref.W1546551
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トーチュ PLATINUM Ref.W1545951
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⑦『ロトンド ドゥ カルティエ クロノグラフ』
「Ref. W1556238」
【カルティエ】の中でも最高級のコレクションラインに位置する『ロトンド ドゥ カルティエ』。シンプルなラウンドケースにレザーベルトの組み合わせが、クラシックでありながら洗練された印象のモデルです。
こちらは2カウンターのクロノグラフに、【カルティエ】特有の剣型のブルースチール針が差し色に使われている美しい時計です。また、放射状に光を放つシルバーサンレイ文字盤もとても綺麗ですね。ケース径も40mmと使いやすく、上品でありながらしっかりと存在感もあります。自社製自動巻きムーブメント「Cal.1904-CHMC」が搭載されています。
【出典】カルティエ ¥3,049,200-
【出典】カルティエ S/Sモデル Ref. WSRO0002 ¥1,174,800-
⑧『サントス ドゥ カルティエ』
「Ref. WHSA0007(WHSA0015)」
世界初の腕時計と言われる『サントス』を現代的に解釈した『サントス ドゥ カルティエ』
こちらは2018年に発表され、カルティエのアイコンであるローマンインデックスをムーブメントの基盤にした、大胆な着想を取り入れたスケルトンウォッチです。ムーブメントを文字盤から覗けるスケルトンウォッチの開発は、様々なブランドが取り組んでいますが、インデックスとムーブメントを一体にしたことで、”ダイヤルに何もない空間を作る”という独自のコンセプトに脱帽のひと言です。
こちらのモデルにも、簡単にストラップ交換が行えるクイックスイッチが採用されており、ブルーのレザーストラップが付属しています。
【出典】カルティエ ¥3,458,400-
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここのところ【カルティエ】の時計人気が密かに再燃しているように感じます。
特に【カルティエ】の現行最上級ライン(素材はプラチナおよびゴールドを使用)である、『コレクション・プリヴェ・カルティエ・パリ(CPCP)』は、時計好き玄人のお客様からの需要が多くあるように思います。
また、今回はご紹介しませんでしたが、『パシャ』『ロードスター』『ロンド』『バロンブルー』など、他にも魅力的なコレクションラインが多々あります。下記に公式ホームページのリンクを貼っておきますので、是非お好みの時計を探してみてはいかがでしょうか。
【出典】カルティエ
また、以前メンテナンスについてのYOU TUBEもアップしていますので、まだご覧になっていない方は是非ともご視聴下さい。