時計業界最大の新作見本市『Watches and Wonders Geneva 2022』が2022年3月30日~4月5日の日程で開催されました。かつては『SIHH(ジュネーブ・サロン)』と呼ばれていた見本市。2022年は【ロレックス】や【パテックフィリップ】、【ヴァシュロンコンスタンタン】をはじめ、日本が世界に誇る【グランドセイコー】も初参加となり、世界中で高い注目度を集めております。
今回は『Watches and Wonders Geneva 2022』で発表された【パテックフィリップ】の主要新作モデルにフォーカスし、ご紹介していきたいと思います!
【出典】Watches and Wonders Geneva 2022
【出典】パテック・フィリップ
①コンプリケーション アニュアルカレンダー トラベルタイム
【新作の特徴】
▶初の組み合わせとなる「年次カレンダー」×「トラベルタイム」搭載モデル
▶プッシャー無しで日付調整が可能なハック機能付き自動巻ムーブメント「Cal.31‑260 PS QA LU FUS 24H」搭載※トラベルタイム特有のプッシャーが不要に
▶外周に向かって濃くなる、ブラック・グラデーションとざらつきのあるテクスチャ―加工された文字盤
▶クルー・ド・パリ(ホブネイル・パターン)装飾が施されたケース
▶ハンド・ステッチのカーフストラップ※ヴィンテージ感を演出
【出典】パテック・フィリップ
➁カラトラバ
【新作の特徴】
▶「Ref.5326G」と同様の外装やダイヤルを持つ、シンプルなデイト付き三針モデル
▶ストップセコンド機能を備えた自動巻ムーブメント「Cal.26-330SC」を搭載
▶クルー・ド・パリ(ホブネイル・パターン)装飾が施されたケース
【出典】パテック・フィリップ
➂グランド コンプリケーション パーペチュアルカレンダー
【主な変更点】
▶クリーム色のダイヤルからサーモンピンク色のダイヤルへ
▶文字盤のレイアウト、機構は前作の「Ref.5320G-001」を踏襲
▶ダイヤルカラーによりヴィンテージの風合いが増している
【出典】パテック・フィリップ
➃コンプリケーション クロノグラフ
【主な変更点】
▶クリーム色のダイヤルからサーモンピンク色のダイヤルへ
▶文字盤のレイアウト、機構は前作の「Ref.5172G-001」を踏襲
▶ダイヤルカラーによりヴィンテージの風合いが増している
【出典】パテック・フィリップ
⑤グランド コンプリケーション パーペチュアルカレンダー
【新作の特徴】
▶美しさが際立つブラック・グラデーションのラックグリーンカラーのダイヤル
▶プラチナ×グリーンダイヤルにより精悍さが増している
【出典】パテック・フィリップ
⑥コンプリケーション アニュアルカレンダー
【新作の特徴】
▶エレガントな印象のローズゴールドケースが追加
▶オリーブグリーン・ソレイユ文字盤とローズゴールドの組み合わせが華やかさを演出
【出典】パテック・フィリップ
⑦コンプリケーション ワールドタイム クロワゾネ
【新作の特徴】
▶美しさが際立つオセアニア・東南アジア大陸を描いた文字盤が追加
【出典】パテック・フィリップ
⑧コンプリケーション ワールドタイム
【新作の特徴】
▶プラチナケース×人気のブルーダイヤルの組み合わせが追加
▶文字盤のブルーに合わせたブルーのハンドステッチのカーフスキン・バンド
【出典】パテック・フィリップ
⑨グランド コンプリケーション 1/10秒シングルプッシュボタン・クロノグラフ
【新作の特徴】
▶クロノグラフとしての最高の精度を保持しつつ1/10秒単位で計測・表示を行う、新手巻ムーブメント「Cal.CH 29‑535 PS 1/10」を搭載
▶プラチナ×ブレゲ数字の人気の組み合わせ
▶差し色のレッドを上手く使ったミニッツサークル、ステッチ、1/10クロノ針が特徴
▶文字盤のブルーに合わせたブルーのエンボス加工ファブリック柄のハンドステッチ・カーフスキン・バンド
【出典】パテック・フィリップ
まとめ
いかがでしたでしょうか。
『ノーチラス』と『アクアノート』の動向が気になっていた方も多いと思いますが、新作の発表はありませんでした。しかしながら、コンプリケーションモデルが非常に充実したラインアップになっており、今から実機を見る機会が待ち遠しいですね。
また、今回ご紹介しておりませんが、レディースモデルも『TWENTY4』をはじめ、『ワールドタイム』に美しいグリーンダイヤルが加わるなど、変更点はございました。
皆さまも他に何かお気づきの点があれば是非ともお教えいただけますと幸いです。
ではまた!