2023年度版 二次流通市場における価格相場《第２回》 【ロレックス】編

 

皆さんは二次流通市場における高級腕時計の価格相場をどの程度知っていますか？毎日のように時計屋各社のデータを見ているのであれば「全て分かる！」という方もいらっしゃるかもしれませんが、そのような時間を設けることは不可能に近く、そんな方はそうそういないかと思います。（毎日調べている愛好家の方は大目に見て下さい（笑））更に言えば、時計初心者の方にとっては「高級時計は買いたいけど、正直幾ら必要になるのか見当もつかない」なんて方も多いはずです。

そこで本記事では、当店における”直近６ヵ月“の平均販売価格に基づいて、各モデルが「どの程度の価格相場で売れているのか」＝「どの程度の価格で購入できるのか」をお伝えしていきたいと思います！第２回目となる今回は【ロレックス】のスポーツモデル『GMTマスターⅡ』『サブマリーナー』『シードゥエラー』にフォーカス！あくまで目安にはなりますが、是非とも最後までご覧いただき、ご参考ください！

※”ヴィンテージモデル”とされる1980年代より前の個体については集計対象外としてご紹介いたします。

豊富なベゼルのカラーリングで国内外問わず絶大な人気を誇る『GMTマスターⅡ』。ここでは、素材ごとにSS（ステンレススチール）モデル、コンビ（SS×金無垢）モデル、金無垢モデルとご紹介していきます！

『GMTマスターⅡ』SS（ステンレススチール）モデル

 

色鮮やかな２トーンカラーのベゼルとGMT機能が特徴的な『GMTマスターⅡ』。文字盤は黒で統一されている為、派手になり過ぎず、程よく腕元を主張することができます。また、年代が比較的新しいモデルはセラクロムベゼルが精悍な雰囲気を纏い、年数を重ねたモデルはベゼルカラーの褪色による変化を楽しむことが出来ますので、ご自身の好みに合わせて探してみることをおすすめいたします。

 

『GMTマスターⅡ』コンビ（SS×金無垢）モデル

 

一見派手に感じるコンビモデルですが、『GMTマスターⅡ』の中でもプレミアム価格が比較的抑えられており、手に取りやすい点は魅力の一つです。ベゼルやダイヤルの”ブラウン”カラーは大人の渋さや色気を演出することができます。味のある大人を演出したい方は、コンビモデルを選ぶのが得策かもしれませんね。

 

『GMTマスターⅡ』金無垢モデル

 

高級感溢れるデザイン、且つ品のある美しいカラーリングで、見る者を魅了する金無垢素材の『GMTマスターⅡ』。茶×黒ベゼルの華やかなモデルや、ダイヤルに希少なメテオライトを用いたモデルなど、他のスポーツモデルでは展開の無い仕様のモデルが多く存在します。周りとは一線を画したモデルが欲しいと思われている方は、こちらの金無垢モデルも候補にいれてみてはいかがでしょうか。

 

世界初のダイバーズウォッチとして、【ロレックス】の人気を長きに渡り牽引してきた『サブマリーナー』。ここでは、素材ごとにSS（ステンレススチール）モデル、コンビ（SS×金無垢）モデル、金無垢モデルとご紹介していきます！

 

『サブマリーナー』SS（ステンレススチール）モデル

 

高い防水性や堅牢性、シンプルなデザインにより、オン・オフ問わず使用出来ることから、【ロレックス】の中でも高い人気を誇る『サブマリーナー』。ベゼル、ダイヤルともに黒一色のモデルが多い中、コーポレートカラーのグリーンを使用したモデルも登場しており、シンプルが故に物足りなさを感じていた方にも、満足いただけるラインアップとなっております。長く付き合っていける時計をお探しの方には是非オススメしたいモデルです。

 

 

『サブマリーナー』コンビ（SS×金無垢）モデル

 

『サブマリーナー』のコンビモデルと言えば、やはり”青サブマリーナー”。ベゼル、ダイヤルの青と18KYG（イエローゴールド）のカラーリングが華やかな印象を与えてくれます。”青サブマリーナー”の中でもセミヴィンテージにあたるモデルでは、個体毎に色味が異なり、光の加減によってヴァイオレットに見えるダイヤルや、深海のような落ち着いた印象のブルーダイヤルなど、多種多様にございます。肉眼で見ないと違いが分かりにくいこともございますので、お探しの際は、実際にお店へ足を運ぶことをオススメいたします。

 

『サブマリーナー』金無垢モデル

 

18KYG（イエローゴールド）×黒ベゼルの華やかなモデルや、18KWG（ホワイトゴールド）×青ベゼルの重厚感のあるモデルなど、『サブマリーナー』の肉厚なケースがよりその高級感を引き立たせてくれる金無垢モデル。シンプルな服装に合わせるだけで、コーディネートが完成すると言っても過言ではなく、「ラフな格好が好きだけど、しっかり主張したい！」等とお考えの方には、特に最適なモデルと言えるでしょう。

 

『サブマリーナー』の上位モデルとして、圧倒的な防水性を兼ね備えて誕生した『シードゥエラー』。ここでは、SS（ステンレススチール）モデルをご紹介していきます！

 

『シードゥエラー』SS（ステンレススチール）モデル

 

深海遠征用のツールとして開発された経緯を持ち、高い防水性を実現している『シードゥエラー』。『サブマリーナー』同様にシンプルなデザインが多くラインアップされており、肉厚で大きめなケースが特徴です。2022年11月には『ディープシー チャレンジ』と呼ばれる、11,000m防水を実現したモデルも発表され、大きな話題を集めました。実用性を重視している方の中で、腕周りが比較的しっかりとした方に是非オススメしたいモデルです。

 

いかがでしたでしょうか。

時計の販売価格というのは、その時のトレンドや需要と供給のバランス、個体の状態や希少ポイントの有無、年式や付属品の有無等、様々な要素によって大きく値段が変わってきますが、おおよその販売価格さえ分かっていれば、ご自身でどの程度の資金が必要になるか、目標を立てることができるかと思います。他の商品の目安についても、今後ご紹介していければと思いますので、お楽しみにお待ちください！

本記事がご購入の意思決定における一助となれば幸いです。