高校生たちがゲームの世界に吸い込まれ、キャラクターと共にアバターとして冒険を繰り広げるアドベンチャー映画『ジュマンジ』シリーズ。大ヒットを記録した『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』（2017）、『ジュマンジ/ネクスト・レベル』（2019）の２作で、小柄で病弱な動物学者「マウス」を演じたケヴィン・ハートは、デカくてゴツいドウェイン・ジョンソンとの凸凹コンビで、子供たちに大人気となりました。
俳優だけでなく、スタンダップ・コメディアンとしても絶大な人気を誇る彼は、2016年には約87億円ものギャラを稼ぎ、「世界で最も稼ぐコメディアン」の称号を獲得します。そして大金を稼いだ彼が集め始めた「モノ」とは、、、
映画やテレビなどで活躍する俳優の腕時計にフォーカスする「Actor’s Watch」。
第187弾の今回は、そんなケヴィン・ハートの愛用時計をご紹介して参ります。
ロレックス
デイトナ レインボー【Ref.116595RBOW】
まずはコチラ。2019年1月に、人気トーク番組『エレンの部屋』に出演したケヴィン・ハート。10年前にツイートした差別発言が問題となり、前年のアカデミー賞の司会を降板することになった件について語る彼が着けているのは、ロレックス デイトナ レインボー（Ref.116595RBOW）。
ステージ上では、饒舌なトークはもちろん、オーバーな身振り・手振りと変顔で観客を沸かせ続けるケヴィン・ハート。彼のアクティブな存在感がそのまま表現されたようなデイトナ レインボーは、まさに彼の腕にピッタリの一本と言えるでしょう。
デイトナ【Ref.6263/8】
続いては、2018年に海外の高級腕時計雑誌「HAUTE TIME」の表紙を飾ったケヴィン・ハートの姿。インタビューでは、コメディアンとしての仕事や、家族の大切さについて語り、共演したいスターとしてデンゼル・ワシントンとウィル・スミスの名を挙げている彼が着けている腕時計は、プラスチックベゼルを備えた、金無垢のロレックス デイトナ（Ref.6263/8）です。
彼はインタビューの中で「自分は時計マニア」「高級腕時計は努力の証。大きなプロジェクトが成功すると、自分へのご褒美として購入する」「高級腕時計の背景には、それぞれ違う物語がある」などとも語っておりますので、今後も数々のレアウォッチを着けた姿を見せてくれるものと期待しております。
パテックフィリップ
アドバンストリサーチ アクアノート トラベルタイム【Ref.5650G-001】
続いてはパテックフィリップから。シチュエーションは不明ですが、黒いTシャツにゴールドのネックレスという、ラッパーのような雰囲気の彼が着用しているのは、アクアノート誕生20周年にあたる2017年に500本限定で発表された、パテックフィリップ アドバンストリサーチ アクアノート トラベルタイム（Ref.5650G-001）。
「アドバンストリサーチ」とは、先進的な調査と研究を行うことを目的としており、新素材や技術を取り入れたモデルを、その目的を理解した顧客に使用してもらうことで、レギュラーモデルにフィードバックをしていくという、パテックフィリップの時計作りへの取り組みの事を指しています。
ダイヤル９時位置に施されたオープンワークがカジュアルな雰囲気を醸し出しており、彼のラフなスタイリングに驚くほどマッチしています。
ノーチラス クロノグラフ【Ref.5976/1G-001】
続いてもパテックフィリップの一本。2019年1月に大手IT企業、LinkedIn（リンクトイン）のスタジオを訪れたケヴィン・ハートが、黒いTシャツにデニムというカジュアルなスタイリングに合わせたのは、パテックフィリップ ノーチラス クロノグラフ（Ref.5976/1G-001）でした。
こちらはノーチラス誕生40周年を記念し、2016年に1300本のみリリースされた限定モデル。ノーチラスとしては最大サイズとなる44mmケースを採用しており、身長157cmのケヴィン・ハートが着けると、その大きさがより際立っております。
オーデマピゲ
ロイヤルオーク ジャンボ エクストラシン 50周年記念【Ref.16202PT.OO.1240PT.01】
1.7億人のフォロワーを持ち、ジャスティン・ティンバーレイクやジェイミー・フォックスといったセレブたちとの日々のやり取りもお楽しみのひとつである、ケヴィン・ハートの公式インスタグラム（@kevinhart4real）。
ある日、そこにアップされたのがこちらの写真。キャメルカラーで揃えたニット帽とシャツジャケットに合わせて彼が着用した腕時計は、オーデマピゲ ロイヤルオーク ジャンボ エクストラシン 50周年記念（Ref.16202PT.OO.1240PT.01）と思われます。
プラチナケースにスモークグリーンの文字盤が特徴的なこちらのモデルは、オーデマピゲがVIPの為に用意した寛ぎ空間、「APハウス」限定モデルの為、市場への出回りが非常に少ない一本。調べたところ、彼はオーデマピゲの希少モデルも多数所有しているようですので、VIP待遇も当然といったところでしょう。
リシャールミル
フライバック クロノグラフ ロベルト マンチーニ【Ref.RM-011】
最後はリシャールミルの一本。こちらもシチュエーションは不明ですが、おそらくトーク番組のワンシーンではないかと思われます。真剣な面持ちで何かを伝えようとしているその手元に着けられているのは、リシャールミル フライバック クロノグラフ ロベルト マンチーニ（Ref.RM-011）です。
イタリアサッカー界のレジェンド、ロベルト マンチーニとリシャールミルのコラボレーションによって製作されたこちらのモデルは、サッカーの45分ハーフとロスタイム、そして延長戦の15分ハーフとロスタイムも視認できる文字盤を備えた、ユニークなタイムピース。
ちなみにケヴィン・ハートはイギリス プレミアリーグ マンチェスターシティのサポーターとしても有名で、マンCの公式Youtubeチャンネルでは、元守護神ジョー・ハートとの「ハートVSハート」のPK対決が公開されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
ロレックス、パテックフィリップ、オーデマピゲ、リシャールミルの超高額品ばかりが並ぶラインアップとなりました。そりゃ年収87億円もあれば、時計好きなら買うでしょ！
家庭や身の回りで起こったトラブルでパニックになったエピソードを語る、ケヴィン・ハートのトークライブ。身長157cmで声の高い黒人が、変顔をキメながらステージ狭しと暴れ回る捧腹絶倒のスタンダップコメディは、それ自体がコメディ映画のような完成度。さすが世界で最も稼ぐコメディアン。そして、世界で最も稼ぐコメディアンに相応しい超高級モデルの数々。これはもう「逸材発見」と言っていいでしょう。
さて、ケヴィン・ハートが愛用する数々の超絶レアウォッチをご紹介して参りましたが、彼が所有する超高級腕時計はこれで終わりではありません。次回も引き続き「ケヴィン・ハートの愛用時計 Part.2」としてご紹介する予定ですので、乞うご期待！
ではまた！