普通、物を買えば、その価値は買った瞬間から目減りしていきます。
消耗品はもちろんですが、100万円以上する車でも投資するに値する車は非常に少ないものです。

ところが、高級時計の中には、投資性資産として数えられるものが珍しくありません。

今回は、そんな時計と投資の関係について詳しくご紹介させていただきます。

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なぜ腕時計は投資になるのか?

腕時計が投資に向いている理由としては、単純な話「特定の腕時計を世界規模で多くの人が求めるから」に他なりません。

世界一の現物資産としては「金」が有名です。金がそれに足る理由は、人々が金を求めているからです。古来は装飾品として、今はそれにプラスして産業用途としても常に需要が高いです。

資産価値とは、人々の需要に裏付けされています。

腕時計の場合も、圧倒的な需要に裏付けされたブランド・モデルは何年たっても高い資産価値を保有し、場合によっては元の金額よりもはるかに高い値段(プレミア価格)で取引されるのです。

腕時計が投資に向いている理由

腕時計が投資向きの理由①何十年と使用可能

金に加え、銀・銅などは、現物資産としての価値が認められています。需要ももちろんですが、資産は性質として「壊れにくい」ことが求められます。

こうした性質から時計として価値を長く持続できるのは、「機械式時計」という、電池式ではなく時計を複雑機構による力だけで動かしてるものです。

では、なぜ高級腕時計が投資になるのかについてですが、根本的な理由としては「キチンとメンテナンスをしていれば動かなくなることがほぼない」からです。

資産項目として数えられる車はいくらメンテンナンスをしていたとしても、10年~20年ほどたてば動かなくなるか、元の価格を上回るようなメンテナンス費用がかかることも珍しくありません。
ですが、高級時計の場合は、はるかに安い金額のメンテナンス料金で半永久的に稼働が可能です。

こうした面から、時計は消耗品でありながらも資産としても数えることが可能なのです。
経年しても、資産として価値が落ちにくいからこそ、投資の最低条件を満たすのです。

腕時計が投資向きの理由②絶対数が増えることがないため、価値が落ちにくい

限定品というと、生産個数が決まっているような言い方になってしまいますが、実は高級腕時計の各モデルの生産期間は決まっており、同じモデルは復刻版という形以外では二度と発売されません。

ですので、相対的に数が少なくなります。

価値を支えるのは需要と供給のバランスです。

その時計をどうしても欲しいという人が10人いたとして、市場に流通しているのが5個だとしたら値段は当然つり上がります。逆に流通量が100個もあったら値段は下がりますよね。

高級腕時計は、人気モデルの供給量が需要を上回ることが少ないため、価値が落ちにくく、場合によっては定価よりも高い価格(プレミア価格)で取引されるのです。

腕時計が投資向きの理由③その時代のお金の価値に変換できる

世界一知名度のある高級時計ブランド、ロレックスの10年前の価格をご存知でしょうか?
今でも人気モデルのサブマリーナ デイトは、1995年頃には40万円前後で取引されていましたが、現在では874,800円が定価として販売されています。

調査したところ、前モデルのサブマリーナデイト(Ref.16610)の中古品は状態にもよりますが、現在約65万~100万円ほどで取引されています。人気の緑ベゼルのモデルは、150万円前後です。

もちろん、技術が進歩したということはあるかと思いますが、それ以上に1円当たりのお金の価値が下がったことも要因です。

預金通帳に1995年に40万円入れておいたとして、今引き出しても40万円のままです。では、仮に1995年にサブマリーナデイトを買っておいたらかなりの利益になっていましたね。

この値段は当時のお金の価値と今のお金の価値が釣り合っていないことにも関係しています。

必ずしも高く売れるというわけではありませんが、長年続くインフレの影響を受けづらく、その時代の価格で取引できるのも腕時計が投資に向く理由となります。

腕時計投資が失敗するパターンは?

最初に説明しましたが、腕時計の価値を支えるのは「需要」です。
つまり、人気のないブランド、モデルすなわち需要のない時計を選んでしまえば、価格は下がり、投資は失敗に終わります。

また、機械式時計はメンテナンスが非常に重要になりますので、定期的に手入れをしない場合、やはり価値は落ちてしまいます。

そして、人気モデルを購入したとしても、買ってすぐに売ってしまうとプレミア価格がつかずに定価より少し低い金額で買い取りなんていう事態になりかねません。

こうした時計投資のノウハウは一朝一夕では得づらいため、購入前に中古市場に精通している鑑定士に相談することをおすすめします。

時計を楽しみながら価値をプラスすることも可能

価値が変わらないという一点でしたら、金や銀などの現物資産のほうがいいのではないか、と考える方も多いかと思います。

では、なぜ時計で投資をするのかといえば純粋に良い時計を身に着けるのは楽しいからです。

芸術品ともいえる時計を身に着けることは、人に一目置かれるなどステータスを示すことはもちろんですが、自分自身も時計を楽しむことができます。

これは現物資産である金や銀にはできないことです。

また、正しくメンテナンスしながら大事に扱われた時計は、ヴィンテージとしての価値も出ます。ヴィンテージは20年~30年以上の時を重ねた時計で、その価値は数十万円定価のものが1000万円を超えるケースも少なくありません。

趣味と実益を兼ね備えられるのも、時計投資の利点です。

完全投資目的ならば未使用のまま保管がベター

とはいっても、使っていて壊れてしまうリスクも、普段身に着けていればあります。確実に値段が上がるであろうロレックスの人気モデルをせっかく入手出来ても、壊してしまっては台無しです。

完全に投資目的ということであれば、一切開封せずに未使用品の状態で保存しておくことをおすすめします。保管の方法は専用ケースで、高温多湿ではない暗所に保管しておきましょう。

年数が経過すればするほど未使用品は非常に数が少なくなってきますので、ワインと同じように寝かせることで、市場価値が高くなります。

使いながらでも利益を出すことは可能ですが、完全に投資目的ならばこちらがおすすめです。

まとめ

今回の記事では、腕時計がなぜ投資になるのか、損しないためにできることをご紹介いたしました。

まず、腕時計が投資に向いている理由としては以下のような理由があることをご説明いたしました。

  • 機械式で燃料なく稼働するため、メンテナンスさえすれば何十年と使用可能
  • 生産期間が決まっており、供給量が限定的であるため、価値が落ちにくい
  • 今の時代の価値として保管できる上、プレミア価格になる可能性も高い

そして、投資が失敗する理由として以下のような点があることをご紹介しました。

  • 人気のないブランドやモデルを購入してしまった
  • 定期的なメンテナンスを怠った
  • 購入から売却までの期間が短く価値が十分に上がりきらない

特に将来的に価値の出やすいモデルを自分で探すのは難しいため、コミット銀座のように中古市場に精通している鑑定士のいる店舗に相談してみることをおすすめするということもご紹介しました。

そして最後に腕時計投資には二つの方法があることをお伝えしました。

  1. 時計を楽しみつつ、大事に扱い、ヴィンテージとしての価値を出す
  2. 完全未使用のまま保存しておき、価値が十分に上がった後売却すると利益率が高くなる

腕時計投資は、金や銀などの現物投資とはまた違う趣きのある投資法であると考えられます。

おすすめは、自分で気に入ったものかつ投資性の高い腕時計を見つけることです。

ぜひ、その一助としてコミット銀座をお訪ねいただければ幸いでございます。

また、具体的な投資するに値する腕時計モデルの中でも、特に価値が出やすいロレックスについてご紹介しているので、時計投資を検討している方はぜひご覧ください。

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ここまでお読みいただきありがとうございました。
時計の投資に興味がある方は、世界一知名度のあるロレックスを確認してみてください!
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時計の資産性