著名人が身に着けている腕時計が欲しい。皆さん、そう思ったことはありませんか?

腕周りをよく注目して見ると「オシャレなデザイン」や「豪華で存在感のある時計」など、著名人の中には一流の高級腕時計を身に着けている人が多く存在していることがわかります。

今回は、世界的にも有名な『冒険家の腕元にフォーカス。日本のアウトドアシーンを牽引し、過酷な自然環境下では、どのような腕時計を着けていたのでしょうか。是非最後までお楽しみください。

冒険家(登山家)『故 植村直己』さんが愛用した
【セイコー】
『1970 メカニカルダイバーズ』
「Ref.6105-8110」
《植村直己モデル》

最初にご紹介するのは、言わずと知れた著名な冒険家『故 植村直己』さん。

映画や著書でも広く知られている日本を代表する冒険家の一人で、世界初の5大陸最高峰登頂者として名を馳せ、アマゾン川単独川下りや、北極点単独犬ぞり到達、グリーンランド単独犬ぞり横断など、数々の有名な冒険を達成しています。

そんな伝説的な功績を残した植村直己さんが着けていた腕時計は、【セイコー】のダイバーズウォッチ「Ref.6105-8110」

引用元:SEIKO
こちらは、植村直己さんが1974年から76年にかけて行った北極圏1万2000kmの犬ぞり探検に携行され、過酷な環境における高い信頼性が実証されたことで「植村直己モデル」と呼ばれるようになった名作ダイバーズの一つです。余談ですが、時計愛好家からは映画『地獄の黙示録』でマーティン・シーンが着用していたことで有名ですね。

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海洋冒険家『白石康次郎』さんが愛用する
【セイコー】
『プロスペックス マリーンマスター オーシャンクルーザー』
「Ref.SBED001」


2人目にご紹介するのは、世界で最も過酷なヨットレースと呼ばれる「ヴァンデ・グローブ」でアジア人初となる完走を遂げた白石康次郎』さん。

「ヴァンデ・グローブ」とは、4年に一度開催される単独無寄港無補給で世界一周を目指す、最も過酷とされているレースです。コースは南半球1周約2万6000マイル。それを80〜100日かけて帆走します。更には単独、無寄港、無援助という厳格な条件であるため、棄権者も続出し、完走できるのはおよそ半数と言われています。

そんな過酷なレースを今年の2月に完走するという快挙を成し遂げた白石さんは【セイコー】『プロスペックス マリーンマスター オーシャンクルーザー』を着けています。

引用元:SEIKO

ちなみにこちらは、「ヴァンデ・グローブ」に参戦するために白石さんが監修したモデルです。幾度ものハードな航海で白石さんが培った経験と知恵が存分に反映され、堅牢性、防水性、視認性に非常に優れた1本です。

世界一タフなヨットレースのために開発されたこちらは、日本が誇るブランド【セイコー】ならではの技術と、白石さんによって生まれた最高のギアとも呼べるモデルですね。

登山家(アルピニスト)『野口健』さんが愛用する
【IWC】
『インジュニア オートマティック』
「Ref.322712」
《野口健モデル》

最後にご紹介するのは、アルピニストにして社会貢献活動でも有名な『野口健』さん。

冒険家『植村直己』の著書「青春を山に賭けて」に出会いアルピニストを志し、1999年エベレストを制覇。さらには、7大陸最高峰登頂の当時世界最年少記録を樹立。2000年からはエベレスト清掃登山、富士山清掃登山をスタートさせます。翌年ネパールのシェルパ族の登山ガイドが遭難した際、遺児教育支援を行う「シェルパ基金」を設立し、最近では、コロナによって危機に直面する世界に向けてメッセージを発するIWCのプログラム「タイム・ウェル・シェアード」に、愛娘の絵子さんと参加するなど、様々な社会貢献活動に取り組んでいます。

そんな野口さんは時計愛好家としての一面も。【IWC】『ポルトギーゼ F.A.ジョーンズ』を愛用し、「シェルパ基金」に共感した【IWC】とのコラボレーションモデル『インヂュニア 野口健 シェルパ基金モデル』も誕生しました。

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引用元:野口健オフィシャルブログ

こちらは2008年に日本限定200本で販売され、シェルパ族の登山ガイド遺児の教育費10年分がその売り上げから寄付されています。登山や清掃活動の際に愛用している姿は、かっこいいの一言ですね。

他にも野口さんのインスタグラムでは、【IWC】『パイロットウォッチ』や【セイコー】『ランドマスター』、【ロレックス】『GMTマスター』など、数多く腕時計が確認できます。GMT針が付いた『GMTマスター』は、24時間針を太陽に向けた時に12時方向が北を指すという特徴があり、最近のアウトドア、登山ブームにより、方角確認にも使える時計として登山愛好家に重宝されていますね。

まとめ

以上、いかがでしたでしょうか?

登山や航海をする冒険家にとって『腕時計』とは、身に着けるべく必須道具です。そんな”冒険家のギア”とも呼べる『腕時計』は、過酷な状況下で使える条件を満たさないといけないモデルになりますが、もちろんタウンユースでも楽しめます。

そうそう、忘れてはいけないモデルと言えば、”探検家(エクスプローラー)”と名付けられた初代【ロレックス】『エクスプローラー』「Ref.6350」。

1953年にエドモンド・ヒラリー卿とテンジン・ノルゲイが人類初のエレベスト登頂に成功した歴史的瞬間に携行されたモデルです。極寒の気温と希薄な大気の中で、正確に時を刻み、視認性に特化したデザインは、今もなお継承されています。

最後に、、、

コロナが落ち着き、ストレスのない旅が出来ることを切に願っています。その時は相棒と呼べる『腕時計』をかっこよく着けこなし、楽しみたいですね。今話題の宇宙旅行をしている前澤友作さん(ZOZO創業者)ですが、宇宙へ向かうロシアで、自身の【リシャール ミル】が税関で没収されたニュースがあがっていましたね。(笑)みなさん、海外に行く際は必ず身に着けて空港税関を通りましょう!

今回も、この記事がご自身のお気に入りの一本を選ぶ際の一助となれば幸いです。

では、また!

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