著名人が身に着けている腕時計が欲しい。皆さん、そう思ったことはありませんか?
腕周りをよく注目して見ると「オシャレなデザイン」や「豪華で存在感のある時計」など、著名人の中には一流の高級腕時計を身に着けている人が多く存在していることがわかります。
今回は、『トップレーサー』の腕元にフォーカス。歴代の日本人F1ドライバーは、どのような腕時計を着けているのでしょうか。F1フル参戦を果たしたレジェンドドライバーが登場します。是非最後までお楽しみください。
『佐藤琢磨』選手が愛用する
【ブライトリング】
『クロノマットJSP』
「Ref.AB0115111B1A1」
最初にご紹介するのは、【ブライトリング】が主催する「ジャパン・レーサーズ・スクワッド」のメンバー『佐藤琢磨』選手です。
世界三大レースの1つに数えられる最高峰レース「インディ500」で、2017年にアジア人初優勝の快挙を飾り、再び2020年に二度目の優勝を果たした日本を代表するトップレーサーです。
そんな佐藤琢磨選手が2017年から愛用する腕時計は、【ブライトリング】『クロノマット』のブルー文字盤です。
こちらは、1984年の初代『クロノマット』誕生時に創案された、ライダータブ付きベゼルが採用された日本限定モデルです。両サイドに蓄光塗料を施した独自のインデックスを配し、抜群の視認性を誇ります。ネイビーのアリゲーターストラップは佐藤琢磨選手によるセレクトで、ブルー文字盤の色味と相まって、シックな雰囲気を演出しています。
【ブライトリング】が主催する「ジャパン・レーサーズ・スクワッド」とは、次世代の子供たちに向けて”夢と挑戦する情熱”を伝えるチームで、その一人として佐藤琢磨選手も活動されています。そんな憧れのトップレーサーが着けている腕時計は別格なかっこよさがありますね。
『小林可夢偉』選手が愛用する
【タグ・ホイヤー】
『カレラ キャリバー ホイヤー02 クロノグラフ』
「Ref.CBG2A91.FT6173」
最も速い日本人レーサーとして称され、現在は国内外の様々なカテゴリーで活躍中の『小林可夢偉』選手。
F1時代、2012年日本GPで日本人3人目となる3位表彰台を獲得し、耐久に転身後は「ル・マン24時間」のコースレコードを樹立。その後2019年、2020年に「デイトナ24時間」、2021年の「ル・マン24時間」で総合優勝を果たすなど、功績はまさにトップクラス。
そんな小林可夢偉選手は、【タグ・ホイヤー】『カレラ キャリバー ホイヤー02 クロノグラフ」を愛用しています。
モータースポーツとも関わりの深いカーボンファイバー製ベゼルとラグに加え、モーターレーシングをイメージしたパンチング加工ラバーストラップが特徴のモデルです。約80時間のパワーリザーブを確保した自社製自動巻ムーブメント「ホイヤー02」を搭載しています。
小林可夢偉選手は【タグ・ホイヤー】のブランドフレンドを務め、モータースポーツファンのみならず、多くの時計ファンをも魅了していました。
余談ですが、【タグ・ホイヤー】の伝説的アンバサダーである『アイルトン・セナ』を称えた新作モデルが登場しましたね。
遡ること30年前。『アイルトン・セナ』は3度目のフォーミュラ1ワールドチャンピオンに輝き、史上最年少で3度タイトルを獲得しました。【タグ・ホイヤー】は、このレジェンドドライバーを記念し、『タグ・ホイヤー フォーミュラ1 アイルトン・セナ スペシャルエディション』を発表しました。『アイルトン・セナ』ファンにはたまらない逸品ですね。
『中野信治』選手が愛用する
【リシャール・ミル】
『オートマティック』
「Ref.RM010」
「インディ500」「ル・マン24時間レース」にも参戦し、日本人として初めて世界3大レースすべてに出場するという偉業を達成した元F1レーサーの『中野信治』選手。
現在はレーサーとしての活躍に加え、鈴鹿レーシングスクールのバイスプリンシパル、スーパーGTおよび全日本スーパーフォーミュラの2チーム「TEAM MUGEN」の監督を務めるなど、現在も活躍されています。
そんな中野信治選手が愛用するのは【リシャール ミル】『RM010 オートマティック』です。
【リシャール・ミル】の代表モデルとも言うべき3針モデルで、既に廃番となった「RM005」を継承し、ケースを大型化しています。設計や素材選び(チタン製のブリッジ、ネジ、地板)で積み上げてきた技術的な知識や、これまでのトゥールビヨンモデルの製作を通して得た経験がすべて採用されているモデルです。
自身のInstagramでは、さらっとボーリングで着けているあたりも爽やかで、ここまで似合う方もなかなかいませんね。
まとめ
以上、いかがでしたでしょうか。
今回は日本を代表するトップレーサーの腕元にフォーカスしてみましたが、究極のドライバーズウォッチと言えば、【ロレックス】『コスモグラフ・デイトナ』もお忘れなく。
「ル・マン24時間レース」「デイトナ24時間レース」のオフィシャル・タイムキーパーを務める【ロレックス】から、優勝すると副賞としてドライバー全員に贈られます。
こちらは2018年の「ル・マン24時間レース」でトヨタが優勝した際に贈られた黒文字盤の『デイトナ』「Ref.116500LN」です。
裏蓋には【ロレックス】のロゴ、「ル・マン24時間」の公式ロゴ、そして2018年ウィナーとだけ刻まれています。ここにドライバーの名前を入れないのは、その栄誉はドライバーひとりのものではなく、チームとチームメイト全員の勝利という意味ではないでしょうか。まさにスポーツマンの品格を感じますね。
少し脱線してしまいましたが、今回もこの記事がご自身のお気に入りの一本を選ぶ際の一助となれば幸いです。
では、また!