高級腕時計をお持ちの方もそうでない方も、誰もが一度は「どのモデルが人気なんだろう?」と考えたことがあるかと思います。「人気の王道モデルが欲しい!」「人と被らないモデルが欲しい!」など、皆様それぞれの動機があるなか、実際にどれが人気なのか!?は、リアルタイムに情報を得なければなかなか手に入りません。

そこで今回は【グランドセイコー】のモデルを対象に、2024年下半期のコミット銀座(以下:当店)取り扱い数上位5本を公開いたします!是非とも皆様も一緒にランキングを想像しながら、楽しんでご覧ください。

 

 

第5位

ディズニー 100 リミテッドエディション「Ref.SLGH023」

 

第5位には、ディズニー創業100周年を祝して発表され、”グランドセイコーフラッグシップブティック 銀座”でのみ取扱された100本限定モデル『ディズニー 100 リミテッドエディション』「Ref.SLGH023」がランクイン。

白樺の林をイメージしてデザインされた『エボリューション9 コレクション』の代表モデル「Ref.SLGH005」の裏蓋に、ミッキーが描かれています。また、こちらのミッキーは正面を向いているため、デザインが違うところもポイントですね。ちなみに、デザインのベースとなった「Ref.SLGH005」は、2022年度のレッド・ドット・デザイン賞にて世界60ヵ国7,900点以上の製品の中から選ばれて最高賞を受賞するなど、世界から認められた一本ですので、この美しさとディズニーコラボとの相乗効果によって、二次流通市場でどのような評価を受けていくのか、今後が非常に楽しみな一本です。

 

 

第4位

ヘリテージコレクション 和光75年限定モデル「Ref.SBGE289」

 

第4位には、スカイブルーの御空色(みそらいろ)文字盤が美しい『ヘリテージコレクション』和光75年限定モデル「Ref.SBGE289」がランクイン。

2022年の新作として登場したこちらは、日本の伝統色といわれる”御空色(みそらいろ)”を文字盤に採用し、そこに秋の到来の象徴と言われる”うろこ雲”を型打ち模様で表現しています。機械式とクオーツのハイブリッドとも言える、スプリングドライブ「Cal.9R66」は、スケルトンバックからその動きを鑑賞いただくことができ、この和光”75周年”を記念した特別なモデルは、インデックス外周の24時間表記部分の”7”と”5”をピンク色で記すという、さりげない遊び心も詰まっており、ファンには堪らない仕様となっています。

 

 

第3位

エボリューション 9 白樺「Ref.SLGA009」

 

第3位には、”スプリングドライブモデル”が製造される長野県の”信州 時の匠工房”からほど近い、広大な白樺林からインスピレーションを受けて、2022年に誕生した『エボリューション9 白樺』「Ref.SLGA009」がランクイン。

一見すると、2021年度のジュネーブ時計グランプリにおいてメンズウォッチ部門賞を受賞した、白樺文字盤搭載の「Ref.SLGH005」に思われた方もいらっしゃるかと思います。しかしよく見ると、同じ白樺のデザインが施された文字盤となってはいるものの、文字盤の質感や型打ち模様が異なる仕様となっているのです。ちなみに、「Ref.SLGH005」は彫りが深いため陰影が強く、シルバーカラーの文字盤となっているのに対し、「Ref.SLGA009」は少し彫りが浅く柔らかな印象で、ややマットなホワイトに近い色合いとなっています。また他にも、約120時間(5日間)のパワーリザーブを誇る、新型スプリングドライブムーブメント「Cal.9RA2」を搭載しており、初めて通常生産モデルに搭載されています。(※従来は限定品のみに搭載。)

 

 

第2位

エレガンスコレクション セイコー創業140周年記念限定モデル「Ref.SBGW260」

第2位には、セイコー創業140周年を記念して、350本限定で生産された『エレガンス コレクション セイコー創業140周年記念限定モデル』「Ref.SBGW260」がランクイン。

初代グランドセイコーの復刻モデルとして登場したこちらは、インデックスやケースに18KPG(ピンクゴールド)を使用し、12時位置には一般モデルの「GS」とは異なる「Grand Seiko」ロゴを浮き出し加工で配置。その他の表記も当時のモデルを彷彿とさせる仕様となっています。ムーブメントには手巻きの「Cal.9S64」を搭載しており、裏蓋からは服部金太郎が精工舎を設立した当時に商標として使用された"丸角Sマーク"の刻印を確認することができます。初代モデルへの敬意と、【グランドセイコー】のこだわりが隅々まで見て取れる、周年を祝うにふさわしい一本と呼べるでしょう。

  

 

第1位

エボリューション9 白樺「Ref.SLGH005」

 

栄えある第1位には、白樺の力強さを表現した文字盤が特徴的な『エボリューション9 白樺』「Ref.SLGH005」がランクイン。

こちらの白樺文字盤は、SS(ステンレススチール)素材のケース・ブレスレットと同系色のシルバーカラーを採用したことで、主張が強すぎず上品な印象を放ち、オンオフ問わず使用しやすいデザインとなっています。毎時36,000振動のハイビート仕様ながら、約80時間のパワーリザーブを誇るムーブメント「Cal.9SA5」は、独自の水平輪列構造によって薄型化されているため、ケースもスマートな仕上がりとなり、装着時の腕馴染みが非常に良くなっています。美しいデザインはさることながら、機能性、実用性ともに優れた一本です。

白樺文字盤搭載モデルをお探しだった方は、まずは一度「Ref.SLGA009」と実際に見比べてみてからご購入されることをオススメいたします。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ランクインしたほとんどが"白樺"デザインのモデルであり、このデザイン性の高さが際立った結果となりましたね。また、これらのモデルは、日本での高い人気もさることながら、世界からも高く注目されていますので、「市場ではほぼ見掛けなくなった、、、」なんて日も近いかもしれません。気になっていた方は早めにお探しになることをオススメいたします。

とにもかくにも、やはり高級腕時計は実物を見ることが一番です。是非ともお近くにいらした際には、コミット銀座へお立ち寄りください。

本記事が皆さまの売買における参考になれば幸いでございます。次回以降の取り扱い数ランキングもお楽しみにお待ちください!

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