高級腕時計をお持ちの方もそうでない方も、誰もが一度は「どのモデルが人気なんだろう?」と考えたことがあるかと思います。「人気の王道モデルが欲しい!」「人と被らないモデルが欲しい!」など、皆様それぞれの動機があるなか、実際にどれが人気なのか!?は、リアルタイムに情報を得なければなかなか手に入りません。

そこで今回は【ロレックス】のセミヴィンテージ(型番が5桁のモデル)を対象に、2025年下半期のコミット銀座(以下:当店)取り扱い数上位5本を公開いたします!是非とも皆様も一緒にランキングを想像しながら、楽しんでご覧ください。

 

 

第5位

GMTマスターⅡ 「Ref.16710」

第5位は、1988年登場のロングセラーモデル『GMTマスターⅡ』「Ref.16710」がランクイン。

同時期に販売されていた『GMTマスター』と差別化する為、ベゼルカラーが”赤×黒”のみの展開であった初代『GMTマスターⅡ』「Ref.16760」に対して、こちらの「Ref.16710」では”赤×青”、”黒”が復刻し、再びその注目度がグッと上がりました。ロングセラーモデルということもあり、マイナーチェンジがいくつも施されていますが、中でも2005年〜2008年(シリアルD、Z、M番)に見られる”スティックダイヤル”は特に人気が高くなっております。一つの選択肢ではありますが、こちらの年代がお子様の生まれ年に該当する方は、もちろんご自身でお使いになられたうえで、”成人の記念にプレゼント”なんてことをお考えになってみてはいかがでしょうか。スティックダイヤル:ダイヤル6時位置のモデル名『GMTマスターⅡ』の”Ⅱ”が、上下の横線がなく”||”と印字されている個体。

 

 

第4位

サブマリーナー 「Ref.16613」

第4位は、1989年頃(R番)~2009年頃(V番)まで製造されていたロングセラーモデル「Ref.16613」がランクイン。

製造年数が長かったことから、ブレスレットやケースのブラッシュアップ、夜光塗料の変更など、マイナーチェンジがいくつも施されています。また、青ベゼル×青文字盤の配色から、通称”青サブ”と呼ばれており、数多くあるコンビモデルの中でも、とりわけ人気が高いモデルです。中でも経年変化によりブルー文字盤が”紫”に変色したバイオレットダイヤルの個体は、見た目のカッコ良さや希少性も含めて特にオススメです。

 

 

第3位

エクスプローラーⅡ「Ref.16570」白文字盤

 

第3位には、GMT機能やデイト表示等の実用性に優れた『エクスプローラーⅡ』「Ref.16570」白文字盤がランクイン。

SS(ステンレススチール)製のスポーツモデルの中では、『デイトナ』と同様に黒文字盤と白文字盤がラインアップされているこちらは、年代によってダイヤルの質感が異なるものや、経年変化により夜光が焼けた個体など、その様々な違いから好みの風合いを探す楽しみがあります。後継機にあたる「Ref.216570」および「Ref.226570」では、ケースサイズが42mmへと大型化されていますので、日本人の腕に馴染みやすい40mmサイズというのは、今後増々需要が高まるのではないでしょうか。

 

 

第2位

エクスプローラー「Ref.14270」

 

第2位は、人気、知名度ともに【ロレックス】でも1、2位を争う『エクスプローラー』「Ref.14270」がランクイン。

木村拓哉さんの着用によって一大ブームを巻き起こしたこちらのモデルは、【ロレックス】の中でも比較的手にしやすい価格と、オンオフ問わず使用出来るシンプルなデザインから、”ファーストロレックス”に選ばれる方も多く、生産終了から20年以上が経った今でも根強い人気を誇っています。先代モデルの「Ref.1016」からフルモデルチェンジする形で登場し、生産初期にはインデックスの”3・6・9”の白いラインが無く、メタルの数字が剥き出しとなった通称”ブラックアウト”や、シングルバックルとケースサイドに横穴が付いた希少個体なども存在しています。需要の高さと希少な仕様を多く備えていることから”ネクストヴィンテージモデル”の筆頭株です。

 

 

第1位

デイトナ「Ref.16520」黒文字盤

栄えある第1位は、1988年頃(R番)~2000年頃(A番)に製造された『デイトナ』4代目にあたる「Ref.16520」黒文字盤がランクイン。

こちらは、クロノグラフムーブメントの名機と名高い【ゼニス】社の”エル・プリメロ”をベースとした自動巻ムーブメントを搭載しており、【ロレックス】の中でも1、2位を争う人気を誇っています。製造時期によって個体差があり、通称”パトリッツィ(ブラウンアイ)”と呼ばれるインダイヤルがブラウンカラーに褪色した個体などは特に希少性が高く、高額取引されているモノも数多く存在しています。その仕様の多さから「よく分からない!」という方も多いです。まずは信頼できる鑑定士やスタッフに確認してから購入することをおすすめします。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

やはり巷で人気の『デイトナ』強し、といった結果ではありましたが、入門モデルの『エクスプローラー』や色味のある『GMTマスターⅡ』、『サブマリーナー』などの人気モデルもしっかりとランクインした結果となりましたね。

セミヴィンテージモデルはマイナーチェンジが施されている個体が多く、年代毎にその雰囲気や時計の価値も大きく変わります。更には、相場が下がりにくく、流通量が増えることのない"数に限りある廃盤モデル"となりますので、今後に期待出来る注目株とも言えるでしょう。しかしながら、どれでも良いという訳ではもちろんございませんので、売買をご検討の際は、まず当店までお気軽にご相談ください。お客様のご要望や状況に応じて、適切にアドバイスさせていただきます。

本記事が皆さまの売買における参考になれば幸いでございます。次回以降の取り扱い数ランキングもお楽しみにお待ちください!

監修者のプロフィール

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コミット銀座

2015年の会社設立以来、"高く買い、安く売る"をモットーに、顧客第一主義を徹底。価格面におけるメリットのみならず、お客様が安心して買い物出来る環境づくり、お客様に最適な時計の提案も実現。
徐々にお客様からの信頼も得て、多くの顧客様を抱えることに成功。高い知識を要するヴィンテージロレックスや、パテックフィリップを始めとするハイエンド商材の取り扱いを得意とする、新進気鋭の高級腕時計専門店。

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