みなさん、こんばんは。

既にご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、8月から【パテックフィリップ】の国内正規販売価格がなんと”12%”程上がるそうです。世界的な物価高騰による影響かとは思いますが、現状でも高いのに、そこから12%というのは、、、考えただけでも頭が痛くなりますね。しかしながら二次流通市場で考えると、市場が活性化するきっかけにもなりますし、今後の動きに是非とも期待していきたいですね。

さて今回は、そんな中で販売価格が非常に魅力的なグランドコンプリケーションモデルが入荷しておりますのでご紹介していきたいと思います。是非とも最後まで楽しんでご覧ください!

「Ref.5270/1R-001」
『パーペチュアルカレンダー クロノグラフ』18KRG

18KRG(ローズゴールド)製のケース、ブレスレットに、精悍な印象のブラック文字盤を備えて、2018年に登場した「Ref.5270/1R-001」。

文字盤の基本的なレイアウトは、歴代の『パーペチュアルカレンダー クロノグラフ』と変わりませんが、新たに昼夜表示と閏年サイクルを表示した2つの小窓が追加されています。

ここで、本題へと入る前に『パーペチュアルカレンダー クロノグラフ』シリーズについて簡単にご紹介していきましょう。

*「Ref.5270G-001」

『パーペチュアルカレンダー クロノグラフ』「Ref.5970」の後継モデルとして、完全自社製ムーブメントを搭載して、2011年に発表された初代モデル「Ref.5270G-001」。

オパーリンシルバー文字盤に配された、酸化ブラック仕上げの時・分針、インデックス、文字盤外周のレールウェイが端正な表情のこちらは、約3年間ほど製造されていました。

*「Ref.5270G-014」

2014年に登場した、二代目にあたる「Ref.5270G-013(シルバー文字盤)」「Ref.5270G-014(ブルー文字盤)」。

時分針、インダイヤルの針、インデックスがシルバーカラーへと変更され、3時、9時位置のインダイヤルデザインも変更となったこちらは、文字盤外周部もタキメーターへと変更され、その6時位置が下に膨らんだようなユニークなレイアウトとなったことで人気を博しました。惜しくも僅か1年程の短命モデルとなってしまい、今や非常に希少なモデルとなっています。

そんな希少なブルー文字盤が、現在未使用品として当店に在庫しておりますので、ご興味のある方は是非ご覧になってください。※商品ページはコチラから

*「Ref.5270G-019」

*「Ref.5270R-001」

2015年に登場した、三代目にあたる「Ref.5270G-018(シルバー文字盤)」「Ref.5270G-019(ブルー文字盤)」「Ref.5270R-001(シルバー文字盤)」。

これまで18KWG(ホワイトゴールド)素材のみとなっていましたが、ここで遂に18KRG(ローズゴールド)素材が追加されます。文字盤外周のスケールは、初代と二代目を合わせたようなレイアウトになり、全体的に内側に寄ったデザインへと変更されました。インダイヤルの針(秒針、30分積算針、カレンダー表示針)は、リーフ型からよりすっきりとした仕様に変更され、とても端正な顔つきへと変貌を遂げています。そして、二代目で賛否両論に分かれていた6時位置のカレンダー部のスケールは、膨らまずに切れたデザインへと変更されました。

*「Ref.5270P-001」

その後の2018年、待望のPT(プラチナ)素材で登場した「Ref.5270P-001(サーモンピンク文字盤)」、そして、初代「Ref.5270G-001」、登場から10年近くの年月を経て、今回ご紹介する「Ref.5270/1R-001(ブラック文字盤)」が登場するのです。

ここからは、本題の「Ref.5270G-001」に話を戻します。

ブラック文字盤というのは高級腕時計の中でも一番スタンダードであると思いますが、このような格別なモデルで、ゴールド素材のケース、ブレスレット×ブラック文字盤の組み合わせは、実は極めて少なくなっております。

サファイアクリスタルのスケルトンバックから鑑賞出来るムーブメントは、完全自社製の「Cal.CH 29-535 PS Q」。永久カレンダー機構を搭載しながらも、僅か7mm程の厚さに抑えられているのは圧巻の一言です。

使用によるスレや小キズこそございますが、ポリッシュ無しと思われるケース、ブレスレットがしっかりとした、印象の良い個体となっています。

保証書日付は2019年6月。付属品も箱・パスケース・冊子類等しっかり揃っています。
※箱は純正ですが、同モデル用ではございません。

気になる販売価格は、23,980,000円(税込)

商品ページはこちら

状態も良く、非常に魅力的な販売価格となっておりますので、お探しの方は特にこの機会でのご購入をオススメいたします。気になる方は早めに問い合わせください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回ご紹介した『パーペチュアルカレンダー クロノグラフ』「Ref.5270/1R-001」の販売価格は本当に魅力的であり、今後の相場高騰も十分に期待できるモデルでもあります。煽る訳ではございませんが、8月の正規販売価格の上昇によってどのように推移していくか、しっかり注視していきたいところです。

まだまだ暑い日が続きますが、みなさんの気分が上がるようなモデルをこれからもご紹介していきたいと思いますので、次回のパテック論も是非とも楽しみにお待ちください!

ではまた!

阿部泰治のパテック論