みなさん、こんばんは。

早いもので9月も2/3が過ぎてしまいましたが、大型の台風の影響で3連休もなかなか外出が難しいことかと思います。

そんな中なにか楽しいコラムをお届けできないかと考えていたところ、今回とてもゴージャスな人気モデルアクアノート エクストララージ バゲットダイヤモンド』「Ref.5167/300G-010が初入荷して参りましたので、ご紹介していきたいと思います。世界三大オークションハウスのひとつ【CHRISTIE’S(クリスティーズ)】の、5月24日に開催された香港オークションでも、手数料(26%)込み61,094,880円(開催時為替レート)で落札された、超絶希少モデル。今の円安為替で計算すると、その金額はなんと68,183,640円です。

是非とも最後までご覧いただき、お楽しみください。

「Ref.5167/300G-010」
『アクアノート エクストララージ バゲットダイヤモンド』18KWG

私自身、このモデルの存在自体は知ってはおりましたが、海外オークションでもなかなか見れないレアピースであり、まさか入荷して来るとは夢にも思っておりませんでした。

先述した【CHRISTIE’S(クリスティーズ)】の出品時の説明にも記載されている通り、【パテックフィリップ】のカタログにも掲載されていない、とにかくスペシャルなモデルのこちらは、18KRG(ローズゴールド)ケース仕様「Ref.5167/300R-010」とともに、僅か10本ほどの生産。【パテックフィリップ】の中でも特上の顧客にのみデリバリーされたようです。

なにひとつ情報が無い状態ですと、あたかもステンレススチール仕様にアフターでダイヤモンドをセッティングしているのかと思ってしまいますが、実際に時計を手にしてその重さを確認すると、18KWG(ホワイトゴールド)仕様のオリジナルであることが分かります。

ベゼル部分にダイヤモンドがセットされたモデルは、これまでにも幾つか存在していますが、こちらはベゼルはもちろん、ケースサイド、ラグ部分にもバゲットカットのダイヤモンドがセットされております。とにかく特別でゴージャスなモデルであると、ひと目で分かりますね。

保証書には総数101個、合計で6.32カラットのダイヤモンドが使われていると記載されております。ダイヤモンドがたくさんセットされている時計は、見方によると派手にも見え、時に少し下品に見えてしまうこともありますが、むしろ高貴で上品に見えるところは、数ある時計ブランドの中でも頂点に君臨する【パテックフィリップ】ならではであると思います。

このようなモデルは頻繁に入荷することはないので、リューズ側からの画像も掲載させていただきます。リューズガードのところまでダイヤモンドがセットされているのを見ると、細部まで妥協を許さない【パテックフィリップ】の拘りを感じますね。

サファイアガラスのスケルトンバックの裏蓋から眺めることが出来る、パワーリザーブ約45時間の名ムーヴメント「Cal.324 S C」は、やはり何度見ても美しいです。

もちろん、フォールディングバックルの素材も18KWG(ホワイトゴールド)。現行の『アクアノート』は異なった仕様に全モデル変更されておりますが、長らく採用されていたこちらの仕様のフォールディングバックルを支持する方も多いですね。

保証書日付は2017年。箱、パスケース、冊子類と付属品はしっかりと揃っており、その全ての状態もとても良いです。パスケースを納める紙製の封筒も、このモデルのリファレンス、シリアルが入っているシールが貼られているもので、コレクションピースとしても最適ですね。

気になる販売価格は、44,880,000円(税込)

商品ページはこちら

冒頭でもお伝えしておりますが、今年の5月に香港で行われた【CHRISTIE’S(クリスティーズ)】のオークションでは、日本円で6000万円オーバーで落札されており、今の為替で換算すると約7000万円。高額であることは間違い無いですが、そのような点を考慮するとリーズナブルな価格設定であり、僅か10本ほどの生産数で入手自体が極めて困難なことを考えると、今後がとても楽しみなモデルでもあると思います。

、、、

と、このようなモデルが入荷することは極めて稀ですが、実は18KRG(ローズゴールド)ケースの「Ref.5167/300R-010」も入荷しました!!!今後、このようなモデルが2本揃うことはほぼ無いと思いますので、記念に2ショットを撮っておきます。

こちらのモデルにつきましては、ホームページで詳細を確認いただければと思いますが、保証書日付は2021年と、比較的直近でありフォールディングバックルも新しい仕様です。

気になる販売価格は、44,880,000円(税込)

商品ページはこちら

18KWG(ホワイトゴールド)ケースと同額のこちらは、よりダイヤモンドが強調されて見え、どちらの時計もとてもカッコ良いので、お好みでお選びいただければと思います!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は夢のようなモデルのご紹介をさせていただきました。オークションピースな非常に希少な2本です。是非とも店頭にて実物を見ていただければと思います。

今後も魅力的な【パテックフィリップ】の時計を、少しでも多くみなさまにお届けできるよう日々精進してまいります。

ではまた!

阿部泰治のパテック論